子供の成長はママやパパだけでなく、周りの大人からすると嬉しいものですよね。子供は毎日大きくなっていきます。子供の身長が伸びるのは、骨が伸びているから。脚や背骨などの骨が大きくなり、子供は大きくなっていきます。
子供の骨には、両端に骨端線(こつたんせん)と呼ばれる軟骨部分があり、この骨端線部分で骨が成長することで身長が伸びます。
で、その骨端線って何?
骨端線とは、骨の成長点だよ。つまり成長の『伸びしろ』
骨端線は成長と共に閉じてしまいます。子供の身長が伸びるのは骨端線が閉じるまでの期間。骨端線は身長の『伸びしろ』
この記事では、子供の身長の伸びしろ『骨端線』について解説します。
身長の伸びしろの骨端線とは?
骨端線とは骨の成長点。身長を伸ばすためには、骨が縦に伸びる必要があります。骨はどうやって伸びるのでしょうか?
かたい骨がどうやって伸びるかというと、骨の両端から伸びていきます。骨全体が大きくなるわけではありません。子供の骨の両端にある骨端線と呼ばれる場所にある軟骨が増えて固まって行くことで骨が伸びていきます。
その骨端線とは唯一の骨の成長点で、子供の骨にある軟骨部分のこと。
骨端線(軟骨部分)はレントゲン写真に写りません。レントゲン撮影をすると白く写る骨と映らない軟骨部分があるんです。子供の骨をレントゲンで撮影すると骨の先端部分に隙間が見える。それが骨端線。骨に隙間があるように見えます。その隙間の正体が骨端線です。
レントゲン撮影は怪我をしていないと撮って貰えませんが、子供のレントゲンを撮るとはっきり骨端線が写ります。そのレントゲン写真を解析することです残り何センチ身長が伸びるか分かるそうです。
身長が伸びる仕組み
この骨端線にある軟骨部分以外にも体内の骨の中には
と呼ばれる二種類の細胞があり、活動をしています。破骨細胞とは、古い骨を溶かして壊す細胞です。そして、骨芽細胞とは新しい骨を作る細胞。
第二次成長期は骨芽細胞の働きが一生のうちで一番活発になる時期。骨を壊す破骨細胞のスピードより早く骨芽細胞が新しい骨を作るため、骨がどんどん伸びていきます。
骨端線にある骨芽細胞の活動で生成された軟骨に食事などで摂ったカルシウムやリンなどのミネラルがつき固まり、しっかりした骨になっていきます。
骨端線はいつ閉じる?
骨端線は子供の成長と共に閉じてしまいます。そして骨端線が閉じると骨は伸びません。骨が伸びないと言うことは、身長が伸びないと言うこと。
骨端線が閉じるとは骨が伸びるために必要な軟骨の生成が終わり硬い骨になリます。骨の両端の軟骨部分が成長と共にだんだんと薄くなり、最終的には全てなくなります。
それは体内で性ホルモンの分泌が始まってきているから。
この性ホルモンの分泌が活発になってくると子供の身体から大人の身体に変わっていきます。
男はゴツくなるし、女の子はセクシーになってくる時期だな
表現がキモい。。。
骨端線が閉じるのは第二次成長期が終わるとき。骨端線は第二次成長期の終盤になると次第になくなり始めます。第二次成長期を迎えると、女子は女性らしく、男子は男らしい体つきに変化してきます。
そして身体が成熟してくると骨端線は閉じてしまいます。
骨端線の成分は?
子供の成長に欠かせない骨端線はどんな成分で出来ているのでしょう?
骨端線の軟骨部分はコラーゲン(タンパク質)で出来ています。食事などで摂取したタンパク質が体内で分解されてアミノ酸になり、アミノ酸を原材料にしてコラーゲンが作られます。
骨ってカルシウムじゃないの?
カルシウムは骨を固くする栄養素。骨の成長にはタンパク質が必要なんだよ。
そして、骨端線の軟骨の成分であるコラーゲンを生成するのを促進するのが成長ホルモン。この時にビタミンB群も大切です。タンパク質をアミノ酸に分解する手助けをします。
骨端線があるうちに成長ホルモンを多く分泌させること、骨の生成に必要なタンパク質(コラーゲン)などを積極的に摂ることが将来の高身長につながります。
子供の身長は骨端線が大事
子供の身長が伸びるのは骨端線という骨の軟骨部分がある時期だけ。その骨端線は第二次成長期の終わりに閉じてしまいます。子供の身長を伸ばすためには、骨端線があるうちに成長ホルモンの分泌を活発にするための睡眠、運動が必要です。そして、軟骨の成分である栄養素を摂る食事も大切です。
身体の小さい子供を持つ親としては、気になる子供の身長の伸びる仕組みについてまとめました。
実は、我が子も中学2年生ですが身長が151cm (自称)です。まだ第二次成長期を迎えてはいないようなので、まだまだ身長は伸びると信じてサポートをしています(笑)
子供の身長を伸ばすサポートをしたいと思うママやパパは、骨端線が閉じるまで一緒に頑張ってあげましょう。
ではでは。
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