小学生の身長を伸ばすためには「睡眠」「運動」「食事」が必要です。
小学生の身長を伸ばすために避けておきたいコトのひとつに「ストレス」があります。ストレスなんて身長を伸ばすには関係ないと思ってしまいますが、実はストレスは身長を伸ばすのに悪影響を与えることがわかっています。
子どもの身長を伸ばすことに神経質になりすぎることは小学生の子どもにとってストレスになってしまい、身長を伸ばすことを妨げる結果に繋がる可能性があります。
子どもに与えるストレスが身長を伸ばすために悪影響を与える理由について解説します。
身長を伸ばすために必要な「成長ホルモン」
ストレスが小学生の身長を伸ばすために悪影響を与える理由をお話しする前に身長を伸ばすのに必要な「成長ホルモン」について解説しますね。
小学生から中学生にかけての思春期には身長がグングン伸びますよね。なぜ身長が伸びるかと言うと骨が成長するから。
身長が伸びるということはイコール骨が成長するからなんです。骨は「骨端線(こつたんせん)」という骨の端にある軟骨部分から成長します。
骨端線で軟骨部分が増殖し、硬い骨になり骨が長くなっていく。骨端線で骨を作る活動には「成長ホルモン」が必要です。
その成長ホルモンの分泌に必要なのが「睡眠」「運動」「食事」。一日のうちで一番成長ホルモンの分泌が活発なのが寝ているときなんです。
そして次に分泌されるのが運動時。なので「睡眠」と「運動」が大切なんですね。
そして成長ホルモンの材料となる栄養素を摂る食事。小学生の身長を伸ばすためにはこの3大要素が大切です。
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ストレスが身長を伸ばすことに悪影響を与える理由
身長を伸ばすためには体内で「成長ホルモン」がたくさん分泌される必要があるのですが、その分泌を妨げるホルモンがあります。
そのホルモンは「コルチゾール」。このコルチゾールは抗ストレスホルモンとも呼ばれ、過度なストレスを受けることによって分泌量が増加するのです。
「コルチゾール」とは
身長を伸ばすのに悪影響を与えるコルチゾールとはどんな役割を持ったホルモンなんでしょうか。
人間が生きて行くうえで必要不可欠なホルモンで糖代謝やタンパク質の代謝、電解質の代謝、脂質の代謝、骨の代謝などに関係しています。
さらにストレスを受けたときに身体の調節を行ってくれるホルモンで身体のためにはなくてはならないモノ。
ストレスから身体を守るためには必要不可欠なホルモンなんです。
しかし、過剰なストレスでコルチゾールの分泌量が増えると身体に悪影響を及ぼすと言われています。
過剰なコルチゾールは成長ホルモンの分泌を抑制する。
過剰なストレスが身長を伸ばす活動を妨げる
小学生でもストレスを感じることが多いそうです。特に現代は「塾」や「学校」、「SNSなどの人間関係」など、一昔前と比べてストレスの原因となるコトが多く存在します。
小学生が毎日、ため込むストレスが強すぎると必要以上にコルチゾールが分泌されます。
小学生から中学生にかけての思春期は成長ホルモンの分泌によって身長が伸びるのですが、この大切な時期にコルチゾールが過剰に分泌されてしまうと身長を伸ばすことを妨げてしまいます。
なのでストレスが身長を伸ばすことに影響を与えてしまうと言えますよね。
さらにコルチゾールには脳を興奮させる作用もあります。多く分泌されると身長を伸ばすために必要な睡眠時に寝付けず、睡眠を妨げてしまいます。
小学生の身長を伸ばすためにストレスを軽減
小学生の身長を伸ばすためには「成長ホルモン」の分泌が大切なのですが、その成長ホルモンの分泌量を低下させる「コルチゾール」。
そのコルチゾールは「過度なストレス」を受けることで分泌されます。
現代の子どもたちは小学生のうちから塾や習い事でストレスを受けていることが多いと思います。せめて家庭では子どもたちをリラックスさせてあげるようにすることが必要なのかもしれません。
子どもの身長をのばすためと親がピリピリしていると子どもはストレスを感じている可能性があります。
「うちの子はストレスを感じているかも?」と感じたら身長を伸ばすためにストレスを減らす努力をしてみると良いかも知れませんね。
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