少年サッカー(小学生年代)では近所のボランティアチーム、セレクションをするような強豪チームやサッカースクールなどがあり、子どもにサッカーを始めさせたいというお父さんやお母さんは、どのチームに入れるか悩みますよね。
中学生や高校生であれば、子どもが決めてやりたいチームを選択することができますが、小学校の1年生、や幼稚園児がサッカーを始める場合は、保護者が、子どもがサッカーをするのに良い環境なのかを判断する必要があります。そのためにはチームの練習や試合を観る必要があります。
チームを選ぶ場合、何に注意すれば良いか私の個人的な見解をまとめました。あなたの子どもがサッカーを始めるときのチーム選びの参考にしてください。
- コーチ、指導者の質
- 金銭面の負担
- 当番や送り迎えなどの保護者の負担
子どもが楽しくサッカーができ、上手くなるチームを選びたいですよね。
チーム選びに重要なコーチ、指導者の質
小学生年代は大半の選手にとってサッカーを始める時期になると思います。
今後、中学生や高校生などの上の年代でもサッカーを続けて欲しいと思うのであれば、出来るだけ良いコーチと巡りあい、サッカーが楽しいと思えるような指導を受ける必要があります。
指導者の質のチェックポイントを紹介します。
練習中の声掛け
練習の体験会や見学を行うときにコーチが選手に対してどの様な声掛けをしているかを観てください。
サッカーは考え、選手が判断することで上手くなります。子どもが選択したプレーに対して
「なんでそうした?こうしないとダメ。」とか
「今のはこうだろ?」
のような声を掛けていませんか
このような声を掛けているコーチに指導を受け続けると「この状況ではこうしなければならない。」と理解してしまいます。
実は、指導をしていて一番楽なのは全てのプレーに指示を出し、思い通りに選手を動かすことです。
でも子どものためにはなりません。子どもたちが考えなくなってしまうんです。
その様なチームで育った子どもたちは指示がないとプレーの選択が出来なくなってしまいます。しっかりと選手に問いかけ(発問し)、選手の答えを導いているコーチが良い指導者
コーチと選手の距離
サッカーに限らず、日本のスポーツシーンで見るのが指導者と選手の主従関係です。
スポーツをされてきた保護者の方や指導者の中にはコーチや監督は偉い人。という意識が強い方が多く見受けられます。
「コーチの言うことは絶対だ!!」という指導者は子どもたちを伸ばしません。良い指導者は子どもたちに「こうなって欲しい。」「こうしてあげたい。」と思っています。
練習の合間に子どもと一緒にふざけたり、練習中も選手の目線の高さで話をしているか、子どもと指導者の距離を確認してください。
練習内容
練習内容が良いか、悪いかを判断するのは難しいですが、練習中に相手や味方がいるトレーニングをしているかを確認してください。
例えば、向かい合ってのパスの練習をやったりすることがあると思います。スキルアップのためには、このドリル形式の練習は必要です。
しかしサッカーの試合では必ず相手選手、味方選手がいます。試合を想定していない練習ばかりしている場合は他のチームを探した方が良いです。
指導者のやる気
指導者が子どもに上手くなって欲しいと真剣に思っているかを観てください。特に子どもが小さいうちは、指導者のスキルはどうでも良いです。
指導者が上手くなって欲しいと思い、真剣にコーチングをしているかが一番大切です。選手のモチベーションを上げられているか、真剣に選手のことを考えているか、指導者のやる気次第で子どもは伸びます。
4種登録をしているか
聞きなれない言葉だと思いますが、日本サッカー協会、各地区のサッカー協会に登録している少年サッカーチームは、各協会が主催する大会(公式戦)に参加することが出来ます。サッカーが上手くなるためには公式戦のような真剣な試合を経験する必要があります。
サッカースクールは、4種登録をしてない場合が多く公式戦がありません。
当番や協力
小学校のグランドで活動を行っているボランティアチームでは、保護者の方に試合の会場当番やビブスの洗濯、選手の帯同などの協力を求めることが多いです。その様な活動を通して選手、保護者でのコミュニティを形成しています。逆にサッカースクールやクラブチームなどは当番などが少ないようです。
金銭面について
街のボランティアチームは、お手伝いや当番がありますが、おおむね、金銭面の負担が少なく済みます。合宿や遠征が多いチームであるとその分の負担は増えてしまいます。恥ずかしがらずにチームに聞いてから入部してください。また、スクールなどは多少、負担が増えるようですが、送り迎えをするだけで後はスタッフが対応してくれるます。
強いチームor伸ばすチーム
少年サッカー(4種)のチームを探す場合は、通う小学校で練習をしている近所のチーム、また近隣の小学校で練習をしているチームが初めの選択肢になると思います。そのチームが強く試合に出れないようであれば、試合に出れるチームを探した方が、選手のためになると思います。
最後に
小学生年代は、サッカーの入門時期です。なによりも練習の体験会で楽しそうにプレーをしているか、これから楽しくプレーできそうかを確認してください。トレセンに多く輩出している強豪チームでも、そうでないチームでも子どもは上手くなることが出来ます。子どものためになるチームを探してください。
最後にチーム選びに正解はないと思いますが、少しでもあなたの参考になれれば幸いです。
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