私は、8年以上も少年サッカーのコーチとして子どもたちの指導をしています。
それなりに学び、考え、努力してサッカーの指導が出来るようになって来ました。まだまだ、子どもたちが上手くなるために出来るコトがあるだろう。もっと良い伝え方があるんじゃないかと追求をしています。
少年サッカーの指導を始めたばかりのお父さんコーチやコーチとしてお手伝いしようか迷っている保護者から、最近良く聞かれるのが「どうしたら子どもにサッカーを教えられるか」というもの。
私は「とりあえず、指導をしてください。サッカーの指導が上手くなりたいなら、サッカーの指導を始めましょう。」と答えています。
はっ?...。
って声が聞こえてきそうですね。みんなそんな反応をします。
でもコレ、正解なんですよ。
指導が上手くなりたいならまず指導をしろ
その人たちがサッカーの指導ってどんな風に考えているか解りませんが、指導力を身に付けには"指導"するしかないんです。
最初からコーチング上手く出来る人なんているはずないんです。サッカーのコーチングが上手く出来るようになってから、指導しようなんて考えていたらすぐに指導を始めて下さい。
サッカーの指導が上手くなりたい。といって本屋さんに行って本を買って読んでも、ネットで指導について調べても、実際に子どもたちにコーチングすると書いてあった通りに指導なんか出来ない(笑)。
こんなブログを読んでも、あんまり役に立たないかも知れません。出来るだけ、役に立つように解説しているつもりだけど、指導する子どもたちが違うのでやってみないとわからないんです。
でも多くの人は指導の知識をインプットしてから始めようとしちゃうわけです。そうやっていつまで経っても「ちゃんとコーチング出来ないので。。。」と指導をしない。
これじゃ、いつまでも指導者になれないと思いませんか?
初めから出来る人なんていない
こんな話をすると「今まで指導なんかしたことないし、サッカーのトレーニングやコーチングなんて初めてなのにいきなり出来る訳ないじゃん。。。」と言われるんですが、別に下手でも良いじゃないですか。
と言うか、初めから完璧な指導できる人なんていないし、私だって始めた頃の指導を振り返ると全然、子どもたちのためになっていない。
今でこそ、ドヤ顔でこんなブログで語っているけど指導について、ベテランコーチの方や監督からだいぶ指導を受けましたよ。いま思えば、もっと良い指導してあげられたな。子どもたちに申し訳ないと思います。
多くの指導者、日本代表やJリーグの監督の成功した部分しか見れないから「最初から上手く指導できた人たち」と思われがちですが、どんな人も陽の当たらない部分でたくさん失敗して出来るように努力してきた人たちなんですよ。きっと。
最初から上手く指導したい。なんて自分のハードルを高くし過ぎ。失敗して改善していけば良いんですよ。
サッカーを分析し、アウトプットする
散々、「指導しろ」と言っていますが、そもそも指導するには「サッカーを指導するためのネタ」が必要になります。
その指導するためのネタを集めるには、ただサッカーを観るのではなく、どうして、その現象が発生したのか。ひとつのプレーに対してしっかりと分析しながら観るコトが重要。
こういう改善点や理想のプレーについてわからなければ、子どもたちの指導はできません。
このサッカーの見方、分析の仕方も指導しながら同時に進めていけば良いのです。人から言われたコトや本、ネットでの情報通りにを指導するのではなく、指導者が何を改善すれば良いのか、どうして上手く行ったのかを分析する。
むしろ、指導をしないとサッカーを分析しながら観るなんてコトはしないと思います。
と言うことで指導が上手くなりたい人は「まず、指導を始める」コトが大切です。子どもたちも出来ないコトをチャレンジして出来るように頑張っています。
指導する大人もチャレンジして失敗したら改善すれば良いのです。情熱を持って指導していれば、失敗しても許してくれますよ。
あなたの指導は子どもたちのためになっていますか?
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