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そのトレーニングは子どものためになっていますか?少年サッカーのトレーニング考え方

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子どもが少年サッカーを始めたのをきっかけでお父さんも一緒にコーチを始める。いわゆるお父さんコーチ、パパコーチ。

最初からトレーニングのメニューを決めて子どもたちの練習を観ることはないと思いますが、もし練習を観ることになった場合、どんなことをすれば良いのか解りませんよね。

少年サッカーのトレーニングで必要なことは子どもたちのサッカーが上手くなるためになっているか。

少年サッカーをしている子どもたちや見学している保護者から見たら、お父さんコーチもプロのコーチも新米コーチだろうがベテランコーチだろうがみんなコーチ

指導者の役割は「子どもたちのサッカーを上手くする」こと。

子どもたちの成長を考えて、年代やスキルに合わせたトレーニングを行う必要があります。

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トレーニングって何?

私も最初はトレーニングって何なのか正直、解りませんでした。

トレーニングとは
パフォーマンスの向上をするために目的を持って定期的に肉体、精神的に負荷を掛けること。

トレーニングは目的を持って定期的に行われなければ行けないんです。

小学生や中学生などの育成年代のトレーニングの目的はサッカーを上手くプレー出来るようになること。
それは計画的に定期的に行う必要があるのです。

年代やスキルに合わせたトレーニング

獲得して欲しいスキルや精度に違いはあっても、小学校の低学年でも中学生でもトレーニングの目的は同じなんです。

ただ子どもたちには成長過程があり、年代ごとに獲得するスキルは違います。
例えば、小学校低学年や幼稚園児では子どもの認識はボールと自分。
これは脳の発達に関係しているんです。
そんな年代でパスやオフザボールの練習をしても余り効果がありません。

LTAD

少年サッカーに関わる大人、指導者や保護者に知って欲しいのは少年サッカーが全てではないということです。
子どもたちは少年サッカーで終わりではありません。
中学生、高校生、そして18~26歳のときにどんなサッカー選手になっているのが理想なのかを長期的に考え育成していかないといけません。

日本サッカー協会の公認指導者養成講習会でも話が出ますが、指導者がリレー形式で選手を育成していきましょう!!と言うことなんです。サッカー選手を育成するためには長期的なビジョンを持って指導に当たらなければなりません。スポーツ科学でいうところの「LTAD(ロング・ターム・アスリート・デベロップメント)」と呼ばれる育成プログラムです。

年代別に習得するスキルは違う

小学生や中学生の育成年代と呼ばれる子どもたちはコーディネーションのような基本的な運動能力を習得し、そして段階的にスポーツの特性に合わせたトレーニングへと移行していくことが理想です。

子どもは年代ごとに指導を変えなければなりません。コーディネーションと呼ばれる基本的な運動能力が身に付いていないのにキックの練習を行ってもスキルが向上することはあまり望めません。ボールを扱うことが出来ない子どもたちにパスのトレーニングを行っても試合で使える技術にはならないと思いませんか?

楽しんでいるときが一番伸びる

練習中に子どもたちが楽しんでいるか。
笑顔でトレーニングをしていると怒鳴ったりしてサッカーをやらせようとしていませんか?

「ふざける」と「楽しむ」は違います。
サッカーを楽しむことが出来ない子どもはサッカーが上手くなるハズありません。
こどもたちがトレーニング中にふざけたり、集中力が切れたりしているのは指導者が用意した練習メニューが子どもたちのスキルにあっていないんです。

良いトレーニングの場合、子どもたちがイキイキとした顔で集中して練習を行います。
そうでない場合はトレーニングメニューを変える必要があるかもしれません。

トレーニングの目的を明確に

長いスパンでどういった選手に育てたいのか
その為には今、何を習得させたいのかを考えて練習メニューを考えて欲しい。
少年サッカーで毎週土日、もしくは平日も練習しているのに
どうして上手くならないかを考えてください。

練習しても上手くならないのって指導者の責任なんですよ!!

トレーニングとは目的を持って定期的に身体や精神的に負荷を掛け、パフォーマンスの向上する必要があるんです。
目的がないトレーニングや継続性がないトレーニングは身体を動かす運動をしているだけなんです。トレーニングではないんです。

練習のテーマを決める

子どもたちが将来、サッカー選手になるためには行き当たりばったりのトレーニングメニューでは問題です。
指導者として子どもたちに何を習得してもらいたいのかを毎回のトレーニングで考える必要があります。

1日1テーマで良いのです。獲得して欲しいスキル、改善したいプレーを必ず決めてトレーニングに向かってください。
そして、他のことが気になっても目をつぶる。
そんなプレーは、次のトレーニングのテーマにして改善すれば良いのです。

良くあるダメなトレーニング

例えば、ボールマスタリングでウォーミングアップをし
対面パスのトレーニングをした後に
1vs1の対人トレーニングをする。
など1日のトレーニングでもテーマがバラバラだったり、
ボールコントロールの練習を行っているのに
パスミスを指摘する、
ディフェンスのポジショニングを修正するなど
気が付いたところを全てコーチングをする。

おっしゃる通り、全てサッカーには必要かも知れません。コーチングしている大人は経験したことがあり、理解をしています。でも、子どもたちは経験もしていないし、考えたこともないプレーを指摘されているんです。

子どもたちは、出来ないことを必死になってトレーニングして獲得しようとしています。テーマに関係ない指摘をすると本来のトレーニングで習得して欲しいスキルや改善して欲しいプレーが子どもたちに伝わらなくなってしまいます。

伝わらなければ子どもたちは上手くなりませんよね。

少年サッカートレーニングの考え方

忘れてはいけないのは「子どもは小さな大人ではありません。」大人と同じ動きや考え方が出来る訳ではありません。

  • テーマを持ったトレーニング
  • 定期的、継続的なトレーニング
  • 何よりも楽しいトレーニング

子どものパフォーマンスを向上するためにトレーニングを用意するのが指導者の役目です。

あなたの指導は選手のためになっていますか?

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