私は今、中学生になった息子が4歳のとき「サッカーをやりたい」の一言から、少年サッカーに携わってきました。
幼稚園の年代から小学校卒業するまで、同じメンバーと一緒にサッカーを続けられて本当に幸せでした。
色々とあったけど、あっという間の8年間でした。コーチとして息子たちの学年を8年間も指導して来て思ったことや感じたことを少しずつ、お話して行こうと考えています。
なんか、こんな話をすると終わりみたいですが、これからも少年サッカーには携わって行きます。
指導してきた子どもたちが卒業する区切りなので記録として残しておき、いつか、その子たちとお酒を飲めるようになった時に「ああこんなこともあったよね。」と振り返れれば良いな。
私が少年サッカーで指導者を8年間も続けた理由は単純。
って感じたからなんですね。良い指導者の方もいます。でもそうでない指導者が多い。
少年サッカーって子どもたちの将来に関わっているんですよ。間違いなく。
私、本当は息子たちの試合を観ながら、ビール片手に(少年サッカーでやったら怒られます。きっと)ワイワイ応援したいって、ずっと思っていました。
少年サッカーに関わる大人の闇
本当はうちの息子もそうだけどお父さんに指導されるより違う人に指導された方が良いんだよ。逃げ場がなくなっちゃう危険性があるので。
このコーチなら預けても良いなと思える指導者って本当に少ない。だから私は8年間も続けたんだと思う。私は息子を含む、その学年チームの子どもたちが可愛くてしょうがない。だから他のコーチに任せられなかった。私の『エゴ』かもしれない。
世間では「お父さんコーチじゃ、子どもが上手くならない。」なんて言われているけど、そんなことはなくてコーチとしてドコまで覚悟を持って指導しているかだと思います。
この学年に対しての覚悟は半端ないです。全員を我が子のように愛情を持って指導をしてきました。
私ともう一人のお父さんコーチの二人で8年間、情熱をもって指導できて本当に良かったですよ。
子どもを潰す指導者、保護者
どんな指導者や保護者が子どもの将来を潰すと思いますか?
私が8年間、少年サッカーを通して大人(指導者、保護者)を観てきて感じたことです。
子ども主体でなく、自分主体の大人。
本当に多いんですよ。私の地域だけ(?)かも知れないけど。
「子どものために」って気持ちがない指導者とか保護者に育てられている子どもたちって可哀想ですよね。大人のエゴで子どもを観ている人が本当に多い。
その辺は本当に思う所がたくさんあるんで今度改めてお話します。
子どもをリスペクトする
私は、子どもたちが「サッカーって楽しい!!」って思い「もっと上手くなりたい。」って気持ちにさせることが少年サッカーの指導者には必要だと思います。
大人にサッカーをやらされるのではなく。
勉強しない指導者
少年サッカーの指導者として大切な子どもたちを預かっているって自覚がないコーチが多いのが現状。
私が日本サッカー協会公認C級コーチライセンスを取ったら「そこまでやる必要ないんじゃない?」とか「どうせボランティアなんだから」とか言う輩(やから)がいるんですよ。とても残念ですが。。。
ボランティアチームの指導者は、みんな仕事を持って土日・祝日を潰して指導をされています。
大変なのは解りますよ。私も8年間、平日は仕事して、休みの日と言えばグランドに行ってコーチングをしていたので。
でも、少年サッカーに限らず、少年野球でもミニバスでもコーチをするんなら指導方法を勉強し続けないといけない。そこはボランティアチームだからとか、お父さんコーチだからって言い訳しちゃマズい。
子どもたちからしたらお父さんコーチだろうが、ボランティアコーチだろうが、プロのコーチでも、みんなコーチなんです。
指導者が勉強をしてなく、何十年前の指導方法で指導される子どもたちが上手くなるハズないじゃん。って思いませんか?
良い指導者になるために
任せられる指導者がいないから「私が良い指導者になってやろう」と思ったのがキッカケで始めたコーチですが、お父さんコーチだからとかボランティアコーチだからとか言い訳しないように日本サッカー協会公認C級コーチランセンスも取得したし、1冊/月位でコーチングやサッカー関係の本も読んだりして来ました。
「それまで常識だと思ってたことが間違いだったんだ」と気づいたり、「間違った指導をしたなあ」と反省したりもあったけど大人のエゴで子どもたちを観ることはなかったと思います。
私も人間なのでミスや間違いをすることもありますが、その時は子どもたちに頭を下げて謝ります。
子どもに考えさる、行動させる
サッカーって選手が状況を判断して行動しないといけないん。少年サッカーを通して子どもたちには、そのスキルを習得して欲しい。
このスキルってサッカーだけでなく社会人になっても必要ですよね?
全てを教えちゃダメなんです。子ども自身が失敗して学ぶこともあるんです。人生で失敗すると大変なことになっちゃいますが、少年サッカーでは失敗しても良いんです。
失敗して「次、どうしよう」と考える、「失敗しないようにする為にはどうしよう」と考える癖をつけて貰いたい。
少年サッカーの指導者として頑張った理由
私は最初から指導者になりたいとは思っていませんでした。自分の息子を大人のエゴから守ってあげたい。というのが指導者を始めたキッカケです。
そうすると
本当に8年も指導者を続けるとは思っていませんでした。良い指導者がいれば、すぐにでも任せたいと思いながら続けてきました。
指導をしていたた子どもたちはやっぱり可愛くて最後まで大人のエゴから守ってあげたくなるんです。
これも私のエゴかもしれませんが。。。
育成年代、特に少年サッカーをする子どもたちには人間性を伸ばすような環境を提供していくことが必要です。
大人のエゴではなく子ども主体で考えられる指導者が増えてくると日本サッカーも強くなるんじゃないでしょうか?
私が少年サッカーの指導を行っている基本的な考え方は以下の記事で紹介している本で学びました。興味があったらご覧ください。
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