少年サッカーや少年野球、ミニバスなとスポーツをしている子どもたち。
いつの時代も一生懸命がんばる姿をみせてくれる子どもたちの姿は大人にも勇気を与えてくれますよね。
子どもたちが好きなスポーツで頑張っているときに同年代の子と比べて
「うちの子は身体が小さいな。」とか
「もう少し背が高ければ活躍できるのに。」って
思うことはありませんか?
なかなか身長が伸びないのは、まだ身長が伸びる第二次成長期に入っていないのかも?!
子どもの成長には個人差があります。
身長が伸びる「第二次成長期」とは何歳頃なのでしょうか?
男子:11〜13歳頃
女子:10〜12歳頃
と言われています。個人差は前後2年くらい。
第二次成長期は「第二次性徴期」とも呼ばれて、子どもから大人へ身体が変化する時期でもあります。
第二次成長期は身長が伸びる最後のチャンス。
身長が伸びる成長期
あなたのお子さんが新生児だったときの身長って覚えていますか?
生まれたばかりの赤ちゃんの身長の平均は50cm。
1歳になる頃には、だいたい70~80cmにまで成長ます。第一次成長期と呼ばれる時期ですね。その後、4歳位には100cmくらいまで成長します。
第二次成長期までは身長は緩やかに伸び、おおよそ平均で年間5〜6cmくらい大きくなっていきます。
そして再び身長が急激に伸び出すのが「第二次成長期」と呼ばれる思春期の時期です。
第二次成長期は「第二次性徴期」とも呼ばれ、身体だけではなく運動神経や自律神経などの神経系の器官も完成に近づいていきます。
第一次成長期以降で最も身長が伸びるこの時期は成長の最終段階。
成長のラストスパートというべき第二次成長期が終わると身長はほとんど伸びなくなってしまいます。
第二次成長期と身長
第二次成長期を迎え、すぐに身長が伸びる訳ではなさそうです。身長が伸びるピークは男の子では平均で中学1年生の13歳頃だそうです。
その頃になると身長が1年間で約10cmも伸びます。第二次成長期の間に20~25cmも身長が伸びるんです。
ただし早熟な子は2年位早く11歳くらいに身長が伸びるピークを迎え、
遅い子は15歳位になってから身長が伸びるピークを迎える子もいます。
成長のピークには個人差があります。成長の早い子と遅い子で約4年もの開きがあるのです。
第二次成長期と変声期
特に男子の場合、声変り(変声期)が始まると思春期に入ったと考える方が少なくありません
実際は声変りは思春期(第二次成長期)の最後の段階で起こる身体の変化です。
ただ、声変りが始まったらすぐに身長の伸びが止まるということではありません。声変りはゆっくりと約5年かけてゆっくりと行われます。
声変り(変声期)に入ったということはあと数年で身長が伸びなくなるサインであると考えてください。
子どもの身長が伸びる最終タイミング
骨の両端に存在する軟骨部分「骨端線(こつたんせん)」と呼ばれる骨端軟骨が増殖しなくなると骨が成長しなくなる、すなわち、身長が伸びなくなります。
そしてこの骨端線がなくなるのは第二次成長期が終わり、大人の身体への成長が完了するときです。骨端線と呼ばれる軟骨部分の増殖が終わるタイミングと第二次成長期の最終段階である「声変わり」が完了するタイミングは同時期になるのです。
第二次成長期前の身長が大切
身長が伸びなくなるのは、大人の身体へと成長する過程である第二次性徴期が終わるからです。
ある意味、第二次成長期の始まり自体が遅いほどに身長が伸びる期間は長くなり、比例して最終身長は高くなる確率が上がるんです。
第二次成長期は平均すると
男子:11〜13歳頃
女子:10〜12歳頃
と言われています。
第二次性徴期に入る年齢は個人差があるので余り気にし過ぎる必要は無いです。
身長を伸ばすために「良質な睡眠」「適度な運動」「栄養素の揃った食事」でサポートしてあげてください。
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