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少年サッカーの指導で大切なこと。指導者に知って欲しい7つの心得

少年サッカーの心得 指導者の考え方
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僕はお父さんコーチとして、少年サッカーの指導を続けてきました。たくさんの本やブログを読んだし、セミナーに参加したり、JFA公認指導者講習会にも出席し、JFA公認指導者ライセンス(C級コーチ)を取得しました。

良く「ボランティアなのに、そこまでする必要あるの?」なんて聞かれますが、ボランティアだろうが、プロだろうが、指導される子どもたちから見たら、唯一無二のコーチ

僕は、サッカーは指導者によって大きく変わってしまうと思っています。特にサッカーの入門期である少年サッカーは、子どもたちの将来に関わっている。将来、どんな選手になるかは少年サッカーの指導者にかかっている

残念ながら、少年サッカーの指導者の中には、その重大な責任に気づかず、大人の思い通りに動く子どもにしようと考えている人が、たくさんいます。もちろん、今までの指導じゃダメだと気づいて行動をしている指導者もいますが、割合的には少ない。

残念ながら、現在(2019年時点)、特に街のボランティアチームで指導をしているコーチの中には、少年サッカーを『大人の楽しみ』に置き換えている人が多いと思う。悲しいけど。

このブログでは、子どもたちが楽しみながら、サッカーを通して、自立した人間に成長するためにどのような指導をするのが良いかを考える場にしたいと思っています。

この記事では、少年サッカーの心得を紹介したいと思います。

少年サッカーに携わる大人(指導者だけでなく保護者も含めて)に知って欲しい『ノルウェーのサッカー協会』が作成した少年サッカーの心得を紹介します。

少年サッカーの心得
  • 【その1】
    子どものサッカーは「遊び」であり、それは「楽しく」なくてはなりません。
  • 【その2】
    子どものサッカーで最も大切なことは、友達と一緒にプレーすることです。
  • 【その3】
    すべての子どもに同じ時間プレーをさせてあげて下さい!
  • 【その4】
    子どもたちに「勝ち」と「負け」の両方を学ばせて下さい!
  • 【その5】
    対外試合よりも、クラブでの練習を!
  • 【その6】
    子どものサッカーにはバラエティに富んだ活動が大切!
  • 【その7】
    子どもにとっての「楽しいサッカー」を一緒に作り上げていきましょう!

僕は10年以上、少年サッカーで指導しています。そんな僕も過去に何度か失敗をしてきました。色々とありましたが、少年サッカーは、子どもたちにとって「遊び」であり、楽しくなければなりません。

「サッカーが楽しい」と思えるから「サッカーが好き」、サッカーが好きだから「もっと上手くなりたい」と自ら考え、行動が出来る『サッカー小僧』を育てたいと思いませんか?

ノルウェーサッカー協会の心得は、色々なブログで紹介されているので、詳細は検索して確認ください。

ただ、僕はこの7つの心得に全てに賛同する訳ではありません。でも、言っていることは分かる。僕が理解した、経験をしたことから、少年サッカーで大切な考え方を考えて見ようと思います。

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子どもたちが楽しんでいますか?

子どもたちが、最初に接するサッカーが「少年サッカー」です。そのサッカーは、楽しくなければなりません。サッカーを始めたばかりの子どもたちにとってサッカーは「遊び」であることを忘れてはいけません。

もちろん、サッカーが好きだから「もっと上手くなりたい」とか「試合に勝ちたい」と子どもたちが思うことは大切です。

ただ、指導者や保護者、周りの大人が上手くなること、試合に勝つことを押し付けてはいけない。

小学生の低学年のうちは「楽しくサッカーをしよう」とか「サッカーを楽しもう」なんてスローガンを立てて指導をしているチームもあります。

ただ、中学年(3,4年生)くらいになると指導者、保護者が『サッカーの楽しみ=試合に勝つこと』と大人の理論にすり替えて、子どもたちに大人の思い通りにプレーをさせるチームにしようとしていることが多い。

勝利指導主義では楽しめない

サッカーはスポーツなので勝つことが目的なのは否定しません。子どもたちが勝ちたいと思うことは賛成です。と言うか、指導者は、子どもたちに「勝ちたい」と思わせなければならない。

ただ、指導者や保護者が勝つことを求めてはいけない

少年サッカーで、試合に負けたときに子ども以上に悔しがる指導者や保護者を良く見かけます。指導者や保護者がこの世の終わりみたいな顔をしている場面を見かけます。

そんな顔をしているお父さん、お母さんを見て子どもたちはどう感じると思いますか?

子どもたちは、何か悪いことをしてしまったと感じないでしょうか?

試合に負けることは悪いことでしょうか?

そんなことありませんよね。少年サッカーでは結果より、頑張った過程の方を褒めた方が良い

僕は、負けてしまっても、一生懸命頑張った結果なので「良く頑張ったな、まだまだ、上手くならないといけないぞ」なんて声を掛けます。それで終わり。次のトレーニングについて考えます。

結果(勝敗)にこだわっている指導者は、試合後のミーティングが長い。それも、基本的にダメ出しばかりで、負けて悔しい思いをしている子どもに追い打ちをかける(笑)

負けて、面白くもない説教を聞いた子どもたちは、サッカーが楽しめるでしょうか。僕だったら嫌になってしまう(笑)

そんな指導をしていると低学年の子どもたちは、負けたら怒られる、勝ったら褒められると言った考えを持ってしまいます。

そうじゃなくて、勝つために頑張ったことを褒めてあげる、負けても「頑張ったことがすごい」と勝つために頑張ったことを褒めてあげれば、次はもっと頑張ろうと考えるのではないでしょうか。

勝っても負けても頑張ったことを褒めてあげることで、一生懸命頑張ることが大切なんだと子どもたちが気づくことができる。

反対に勝ったこと(結果)を褒めると勝ちたいという気持ちは育つかもしれません。でも負けたら何も得られない。

仲間と一緒に

子どもたちが少年サッカーで学ぶことのひとつに「社会性」があります。この社会性は「他人」と多く接触することで刺激を受け、育まれていきます。

僕が言うのも、おかしな話ですが「人間は社会的な生き物」であり、他人と関わって生活をしていきます。子どもたちは、自分と違う個性の友達や環境に出合い、刺激を受け、考え、悩み少しずつですが成長していきます。

同じ目標に向かって友達(仲間)と一緒に努力する経験は、少年サッカーで大きな意味があるのではないでしょうか?

最近の子どもたちは忙しく、塾や習い事を通しての知り合い、友達は多いかもしれませんが、同じ目標に向かって協力して頑張る経験が乏しくなっています。

他人と密な接触がない子どもは、社会性が欠落し、陰湿ないじめや犯罪に手を染めることが多いそうです。

サッカーを通して友達、仲間をお互いにリスペクトして、同じ目標に向かって頑張ることを経験させるのも指導者の役割ではないでしょうか。

誰もが同じ時間プレーをする

これは賛否両論あるかもしれない。でも、ベンチに座っていて上手くなる子どもはいません。そして、誰でもプレーをしているときが一番楽しい。

サッカーをしていて一番楽しいのは、試合に出てプレーをしているとき。なのに指導者が勝ちたい、負けたくないと思ってしまうと、どうしても試合に出れない子どもが出てしまう。

少年サッカーは、個人の能力差があります。子どもは成長の過程です。成長が早い子ども、遅い子どもがいます。身体の成長だけでなく、精神面も成長の過程。

子どもは小さな大人ではありません

僕たち、大人からすると当たり前、常識だと思うことも子どもたちは知らないし、出来ない。

出来なくて当たり前、知らなくて当たり前だと思って指導しなくてはならない。

そして、コレは僕が高校生のときの実体験ですが、試合に出るチャンスを与えられた選手は、試合に出ない選手より、上手くなります。同じトレーニングをしていても、試合に出場してプレーした経験が有るのと無いのでは、伸び率が変わってきます。

指導者や保護者が勝ちにこだわると現時点でできる子どもしか、試合経験が積めない。そうすると試合に出ていない子どもとの差は広がる一方です。

将来、誰が優れた選手になるかは、誰にも分からない

ベンチに座っている子どもの可能性を潰してしまっていることになってしまいます。誰もが試合に出て、いろいろなポジションを経験させてあげることが大切で「誰もが可能性を秘めている」と言うことをしっかりと認識しなければなりません。

誰に対しても同じチャンスを与えてあげるのが、少年サッカーの指導者の役割だと思います。

結果より過程が大切

何度も言いますが、少年サッカーでは勝ちにこだわる必要はありません。少年サッカーの地方大会で優勝した選手が将来優れた選手になると言う保証はありません。

子どもが「もっと上手くなりたい」と思うようにするには負ける経験も必要です。

負けたとき、失敗したときに「どうして負けたのか、失敗したのか」を考えられる子どもに育成する必要があります。

もちろん、負け続けていればサッカーが楽しくなくなってしまいます。指導者は子どもたちがサッカーを楽しめるようにトレーニングを通して、スキルを習得させることが必要。

楽しいサッカーを掲げているチームは、子どもが楽しんでいれば、それでOK。なんて間違った考えを持っている場合が多い。

サッカーを楽しむためには、勝つことも経験させなければなりません。そのためにはトレーニングでスキルを身につける必要があります。

頑張ってトレーニングしたから上手くプレーできたと言う成功体験がないなら、サッカーをする意味なんてありません。

出来ること、出来ないことを気づかせ、どうすれば上手く出来るようになるかを考えさせるのが、指導者の役割です。

決して、勝たせることが目的ではない。

試合の考え方

少年サッカーは各学年に大会があり、その他にトレーニングマッチを行なったりします。僕は試合を経験することは、とても重要だと思います。

ノルウェーサッカー協会は、対外試合数を少なくしろ!!と言っているわけではなく、サッカー以外の活動の時間を取れるように配慮しようと言うことが言いたいみたいです。

僕は、試合を経験することで子どもたちは成長をすると思う。ただ、勝ち負けではなく、何が通用して何ができなかったのかを確認できなければ、意味がないとも思います。

例えば、サッカーの大会では負けないチームって最大1チームしかない。それなのに「勝つこと」を目的にしてしまうと負けたら何も残りません。

少年サッカーで負けたときに子どもたちをボロクソに叱る指導者がいますが、自分の悔しさを子どもたちにぶつけて『憂さ晴らし』をしているようにしか見えない(笑)

試合中にもベンチで子どもたちに『ダメ出し』や『指示』を出しているコーチがいますよね。僕からしたら自分で「私は、指導力がありません」と言うアピールにしか見えない。

僕は『試合は自分たちの置かれている位置の確認をする場』だと思っています。出来なかったことは次のトレーニングで改善すれば良いし、出来たことは自信につなげてあげる。そう言った考えが必要なのではないでしょうか。

サッカー以外の活動も大切

色々なスポーツを経験さえることでサッカーのスキル向上に役に立つ。これは『トレーンングの5 原則』の中にある『全面性の原則』だと思いますが、多くの種類の運動をすることでバランス良く身体を鍛えましょう。と言うこと。

トレーニングの5原則については、以下の記事でまとめました。

子どもの身体の発育を考えたらサッカーひと筋より、色々な競技を経験した方がバランス良く身体を発育させることができます。

実際に少年サッカーの活動をしている子どもは、どうしてもサッカーの練習ばかりになってしまうと思います。中には、水泳や空手など個人競技と掛け持ちでサッカーをしている子どももいますが、ほとんどの子どもたちはサッカーしか活動をしていないと言うのが現状だと思います。

少年サッカーのチームに所属していると、どうしても他のスポーツをする時間もなく、サッカーひと筋の子どもが多くなってしまいますよね。

だからと言って短い練習時間に他のスポーツを経験させることも難しいと思うのが指導者だと思います。

僕は、他のスポーツを行う代わりにコーディネーショントレーニングを取り入れ、身体をバランス良く発育するようにするなど工夫をすることも指導者の役割だと思います。

子どもが楽しいサッカー

子どもにとってサッカーは「遊び」であり「楽しく」なければなりません。子どもが楽しくサッカーができる場を提供するのは指導者、保護者の役目です。そのためには指導者、保護者は子どもたちが楽しんでいるかを確認しながら活動をしなければいけない。

コーチが楽しそうに指導をしているチームは、必然的に子どもたちも楽しめると思います。反対にコーチが『ダメ出し』をしたり、不機嫌な顔をしているチームの子どもたちは、いつもビクビクしてサッカーが楽しめないと思いませんか?

特に、指導者や保護者が、勝ちにこだわっていると子どもたちのプレーに対して、文句を言ったり、ミスを指摘したりすることが多い。さらに試合に負けたら、この世の終わりのような顔をしていたら、子どもたちは絶対に楽しめない。

最近、少年サッカーを見ていると『大人の理論』、『大人のエゴ』で子どもたちの楽しみを奪っていることが多い。

本来、少年サッカーは子どもの楽しみのはずなのに、大人の娯楽になっていることが多い。

少年サッカーの心得

少年サッカーは子どもの楽しみです。サッカーを楽しむのは子どもたち。そして、楽しいサッカーを通して自主性を伸ばし、子どもの自立の手助けをするのが子どもたちの周りの大人の役目ではないでしょうか。

この記事では、ノルウェーサッカー協会の心得を紹介しました。僕はすべてに賛同するわけじゃないけど、子どもたちを指導をするときには、頭の片隅に必ず入れて行っています。

何よりも大切だと思うことは、子どもたちが楽しんでサッカーができているか。小学生のうちから、我慢して、つらいトレーニングをする必要はありません。

同じ負荷をかけるにしても子どもたちが楽しめるようにオーガナイズする必要があります。

指導者として気をつけること

少年サッカーでは、お父さんコーチのようにボランティアで指導を行うことが多いと思います。ボランティアだから出来なくても良いと言うことはありません。ボランティアだろうが、子どもたちにとっては、唯一無二の指導者です。

もちろん、指導者=聖人君子である必要はないと思いますが、子どもたちの前では『良き大人』である必要があると思います。

コーチが楽しそうに指導をしていると子どもたちもサッカーが楽しくなります。少年サッカーには、体育会系の厳しい指導は必要ない。

子どもたちのために指導者は学ばないといけません。僕も少年サッカーに携わっているうちは、学び続けます。学ぶのを止めるのは指導者を辞めるとき。

ベテランコーチだから、指導が上手いのではなく、しっかりと学んでいるから指導が上手いんだと思います。

僕は、サッカーは指導者によって大きく変わってしまうと思っています。特にサッカーの入門期である少年サッカーは、子どもたちの将来に関わっている。将来、どんな選手になるかは少年サッカーの指導者にかかっている。ボランティアだろうが、その責任を持って指導に当たりましょう。

その責任が持てないなら指導者なんてやらない方が、子どもたちのためですよ。

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