小学校低学年からできる運ぶドリブルのトレーニング「ぐちゃドリ」

練習メニュー
スポンサーリンク

サッカーの試合におけるプレーでドリブルとパス、どちらが優先か。

指導者もそうだし、選手もそうだし、少年サッカーをしている子どものお父さんやお母さんも、パスとドリブルのどっちが優先って話になると熱く朝まで語れるんですよね。
コーチとして小学生の子どもたちを指導していると習得する順番は

  1. ドリブル
  2. パス

だと思います。トラップにしても、パスにしても足でボールを扱うチカラ加減だったり、ボールのドコを触るかだったりはドリブルで感覚をつかむことができるんじゃないかな?

なので私は小学生は間違いなく、ドリブルの技術を身に付けた方が良いと思います。
特に小学校低学年の子どもは、どうしても相手や味方などの多くのことを認識して処理するほど脳が発達していないんですよ。
そんな子どもたちにパスのトレーニングをしても理解できないんじゃないかと思います。そして小学校低学年の子どもたちはドリブルの練習が大好きです。

サッカーのドリブルは3種類

サッカーのドリブルは大きく分けて3種類。トレーニングや試合を観るときも3種類を意識してください。

  • 運ぶドリブル
  • 抜くドリブル
  • キープするドリブル

ドリブルというとフェイントで相手をかわすイメージが強いと思います。でもキーパーを含めてサッカー選手全員に必要なドリブルスキルは、運ぶドリブルです。小学生で必ず、身につけて貰いたいのは「運ぶドリブル」。

運ぶドリブル

運ぶドリブルは少年サッカーをしている子どもたちには、全員に身につけて貰いたいスキルです。その運ぶドリブルとは

ボールを奪いにくる相手がいない状況で前進し、相手を引き付けてパスを出したり、センタリングを上げたり、シュートをしたり、カウンターであればトップスピードで相手陣内に侵入したりと選択肢を持ちながらボールを運ぶこと

ディフェンスの選手でも、中盤の選手でもキーパーでも必要なスキルですよね。

運ぶドリブルをすることでボールを相手ゴールの近くに運べる。また、空いたスペースへドリブルをすることで相手を引きつけることができます。相手を引きつけることがことが出来れば、パスコースを作ることも出来ます。

運ぶドリブルに必要なスキル

運ぶドリブルで重要なことは、安全にボールを運ぶこと。安全にボールを運ぶためには周囲を観て状況を確認することが必要ですよね。

ドリブルをしながら、状況を判断することが求められます。

運ぶドリブルには、抜くドリブルのようにフェイントや相手を置き去りにするような一瞬のスピードは必要ありません。必要なのは

  1. 正確にボールを扱う技術
  2. 状況判断力

「空いているスペースはどこか?」
「このコースにドリブルをすると相手、味方はどう動くか?」
といった全体の状況を観て、判断する能力が重要になります。

この状況判断力はコーンドリブルや1対1では身につけることができません。試合使えるようにするにはゲーム形式やなるべく試合に近いシチュエーションや観ること、判断することが必要なトレーニングを行うことが重要になります。

運ぶドリブルのトレーニング

運ぶドリブルのポイントは

  1. 状況を確認するため、顔を上げているか
  2. 空いているスペースへ運んでいるか
  3. 相手から遠い足でボールを運んでいるか
  4. 相手のアプローチがある場合はボールを運ばない
  5. 相手のアクションを困難にさせるため、ボールの方向を変えることが出来ているか
  6. よりボールを速く運ぶため、アウトサイドでボールを運んでいるか

ボールを運ぶことによって相手や味方が移動して状況が変わるハズです。そこを観れているかが一番のポイント

低学年のトレーニング

ある一定のグリッド内で自由にドリブル移動をします。子どもたちがぶつからないように自由にドルブルをします。通称「ぐちゃドリ」。

人数やスキルによってグリッドのサイズを変更してください。

人数に対してグリッドを広くすることで難易度が低くなります。反対に狭いグリッド内に人数を増やすと難易度が上がります。

コーチングのポイントは

  • 空いているスペース、これから空きそうなスペースを発見できているか
  • 他の子どもを観てぶつからないようにコースを変えているか
  • そのために顔を上げてドルブルが出来ているか

注意してほしいのは、どんなトレーニングでもそうですが獲得して欲しいスキル以外でのミスについてはコーチングしない。空いているスペースに運ぶために観る、周りを観てぶつからないようにコースを変えることを習得して欲しいトレーニング中です。

また、周りを観るための運ぶドリブルをテーマにしたトレーニングでは左足だけなどの制限を加える必要はありません。
観る⇒判断する⇒移動する

特に今回のトレーニングでは「観る」と「判断する」を重点的にトレーニングをしているのでドリブルのスキルが足りずにミスをしてしまってもOKなんです。
ドリブルのスキル不足と思うのであれば別のトレーニングでそのスキルをテーマに行う必要があるんですね。

なので簡単にクリアできる子にはドリブルの移動スピード、判断スピードを求める方が効果的です。

「ぐちゃドリ」アレンジ

今回、紹介したトレーニングの「ぐちゃドリ」はアレンジがたくさんできます。
例えば空いているスペースや周りが観えてきた場合、1分間だけスピードアップや
コーチが鬼になって背中を触れないように逃げる。など観るスピード、判断するスピードを上げる方向に持って行きたいですよね。

判断を伴なったテクニックをつけるために

サッカーのプレーには判断が伴います。コーンドリブルでは身につきにくい判断の部分を身につけるためは出来るだけ試合に近いシチュエーションを用意してトレーニングを行う必要があります。本来ならミニゲームなどの試合形式のトレーニングの方が良いのですが、運ぶドリブルをするタイミングが少なくなってしまうので、このようにたくさん観て判断するように切り出してトレーニングを行うことが大切。

例えばドリブルしたままの鬼ごっこに発展することによってさらに負荷が上がりますよね。

コメント