サッカーは自由なスポーツです。選手が状況を確認しピッチ上で何が起きているか、これから何が起きそうかを考え選手自身が判断し次のプレーを選択します。しかしサッカーはチームスポーツであるため、チームの選手が全員で好き勝手なプレーばかりしていては、勝つことは出来ません。そのために、システムやポジション、戦術を使ってチームとしてどう戦うかを決めています。
チームの戦術にフィットするためにもサッカーの原理原則を理解する必要があります。サッカーの原理原則を知ることでプレーの判断基準が理解できチーム戦術が理解できるようになります。サッカーの原理原則を知り個人戦術を磨く基準を知ることが大切です。
ゴールを奪うために必要な能力
ゴールを奪うためにはチーム全体の共通理解、つまり意思の疎通、コミュニケーションが欠かせません。しかし、それ以前に個々の選手が身に付けておきたい能力があります。
サッカーでは必要な能力は、大きく分けると身体能力、スキル、メンタル、戦術理解力の4つです。この4つの能力を全て高いレベルで備えた選手がたくさんそろっているチームこそ強いチームだと言えます。
技術や身体能力をいつ、どこで、どう発揮するかを判断する能力を磨く
ボールを扱う技術、アスリートとしての身体能力なども大切です。ただし、その能力をいつ、どこで、どう使うべきかを知らなければ、いくら高い能力の持ち主でも宝の持ち腐れになってしまいます。その為にも戦術理解力が必要なのです。
サッカーの原理原則
サッカーのプレーには原理原則があります。チームが変わろうが、指導者が変わろうがサッカーのプレーする目的はゴールを奪うことというのは変わりません。サッカーの原理原則はゴールを奪うという目的のためにどうするかです。フォーメーションやポジション、チーム戦術は、指導者やチームの方針で変わりますが、ゴールを奪うという目的、すなわち、サッカーの原理原則は変わりません。
プレーの基準としての原理原則
サッカーの原理原則を知らない選手でも一見上手い選手に見えますがチームの役にたつことが難しいです。計算できないので試合で使うのは躊躇ってしまいます。
個人戦術を身に付けることはチームの戦術をスムーズに実行するための土台をつくることであり戦術の基礎の部分になります。そのためにはサッカーの原理原則を知る必要があります。
判断のための原理原則
サッカーは選手が自由にプレーを選択する必要があります。そのプレーの選択の基準となるのが「サッカーの原理原則」になります。例えば、パスをするときの判断の基準としてどこに、どのような球でどのタイミングで出すのか。を判断する場合もサッカーの目的であるゴールを奪うから逆算して判断します。
相手DFと相手キーパーの間のスペースにパスを出すことが出来れば得点の確率は高くなります。しかし、味方の状況が悪いと出せなくなります。その次にどこに出すかを考えていきます。
サッカーの原理原則、目的はゴール
ポゼッションサッカーやカウンターサッカーなど色々なチームとしての戦術がありますが、どの戦術もゴールを奪うため、ゴールを守るために実行します。サッカーの原理原則は、ゴールを奪うためのセオリー、考え方の基準になります。
日本サッカー協会の指導者養成講習会でも「サッカーの原理原則」について講義を受けました。サッカーの原理原則を教え、後は選手の発想を伸ばす必要があります。
少しずつ、このブログで噛み砕いていきたいと思います。
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