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年代別で習得するモノに違いはあるか?サッカーでの技術、戦術、身体能力について

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私はジュニア年代のサッカーの導入期に当たる幼稚園児から小学生高学年まで指導をしています。他のコーチの方に良く質問されるので今回はサッカーの年代別で身に付けるものって違うの?と言う疑問に答えたいと思います。

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年代別の子どもたちの育成

私が受講した日本サッカー協会主催の指導者養成講習会でも講義の中でありましたが、U-8年代、U-10年代、U-12年代では、子どもたちの考え方が大きく違い、その年代に合ったコーチングをする必要があります。小学生の低学年ではピッチ全体を把握してプレーを選択してごらん。と言っても出来る選手は少ないです(いないわけではありませんが。。。)。小学生年代を指導している私たちコーチが、小学生年代で習得して欲しい技術なり、戦術を逆算して低学年のうちからトレーニングをしていかなければなりません

小学生年代で習得してもらいたいモノ

最低限のボールを扱う技術、戦術理解力、負けたくない、上手くなりたいというメンタルは小学生年代(ジュニア年代)では、習得する必要があります。しかし、どこまで習得させるかと言うのはチーム事情、選手の能力などによるところが多いと思います。しかし、指導者が目的をもってトレーニングをするかしないかで習得できるレベルは変わります。いつまでに何を習得させたいか、その為にはどんなトレーニングが必要なのかをいつも意識しなければ、選手たちも、ただ、こなすだけのトレーニングになってしまいます。

ボールを扱う技術(スキル)

特に低学年の間にボールを蹴る、止める、運ぶというスキルに触れ、少しずつ、その精度を上げる様にコーチングをする必要があります。プレーの精度を上げるには、プレー制度の基準を与え、コーチングでプレーの精度を求めて行くことが重要です。こなすトレーニングではなく、意識させ、もっと上達することが可能なんだよ。ということを選手たちに理解をさせましょう。

戦術を理解し、判断するチカラ(戦術理解力)

サッカーのトレンドが変わろうがサッカーの原理原則は変わりません。目的は「ゴール」。サッカーは、ゴールを奪うため、ボールを奪うためにプレーをする。ゴールを奪うため、ボールを奪うためにプレーをすると言うことはサッカーを始めたばかりの選手たちにも理解をさせることは可能です。ゴールを奪うための手段が戦術です。なので戦術は選手の習得したスキルによって変わります。低学年でボールが蹴れない、周りが観えないのであれば、団子サッカーで良いのでボールに関わることをしっかり、理解させれば良いのです。戦術理解力が上がってきたらボールへの関わり方を変えるようにコーチングをすれば良いでしょう。

何よりもサッカーが好き!!(メンタル)

小学生年代では一番大切なことかもしれません。サッカーが好き。だから頑張れる

できない事にもチャレンジし、出来るようになる。などサッカーに限らず、人間として成長できるように教育するのも私たち、指導者の役割ではないでしょうか?

年代別で習得するコト

年代別と言うよりは、選手たちの習得度によってトレーニングを変えて行き、習得度のレベルを上げて行けるようにコーチングを行う必要があります。私の場合は同じトレーニングを行っても、選手個々のレベルによってコーチングの際の声掛けを変えて対応することが多いです。対面パスをする場合でも、インサイドキックがうまく出来ない選手には、ボールのどの部分に足のどこが当たってる?ボールの中心に足を当ててごらん。とか、出来る選手には、スピードはどうだった?相手の受けやすい角度だったか?相手のどっちの足を狙った?と精度を求めます。

技術、戦術は低学年から

技術については、低学年から意識させ精度を求めていくことで「出来ないことが出来るようになる喜び」を知り、どんどん練習して来るようになります。子どもたちが「コーチ、出来たから見て!!」とか「出来ないんだけどどうすれば良い?」と子どもたちから聞いてくるようになれば、しめたものです。指導者からどんどん、精度を上げさせたり、戦術を理解させることが出来るようになります。

成熟度でのグループ分け

これは、チーム事情もあり、保護者などからの意見もあり、難しいと思いますが、私は学年で分けてトレーニングをするより、技術や戦術理解力の習得レベルによってグループ分けをしてトレーニングをした方がチームの全体的なレベルは上がると思っています。同じ学年の中では出来ないプレーも下の学年と一緒にプレーすると出来る選手がいます。出来たと言う成功体験を持てば、次からは自信をもってプレーすることが出来るようになると思います。

ひとり一人に寄り添う指導

何よりも、選手は個々に性格も体格も違います。横並びでトレーニングをするのではなく、選手個人を観てコーチングを行う必要があります。コーチングされて動けなくなる選手、シュートを決めたのを褒められたい選手、シュートを打つ前の準備の段階を褒められたい選手など様々な個性を持った選手たちです。出来るだけ選手の個性を潰さずに選手に寄り添った指導を心掛けましょう

まとめ

色々と議論になる話だと思いますが、身体能力はともかく、技術や戦術、判断力については年代別で習得させるモノが変わりません。どちらかというと習得している技術によってトレーニングを変えて行くことが必要です。チーム事情など色々なしがらみがあって難しいことですが、私たち指導者が変わならければ、子どもたちは変わりません。少しずつ、サッカーの指導現場を変えていけるように頑張りましょう!!

あなたの指導は選手の為になっていますか?

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子どもたちがサッカーを楽しむために

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