PR

サッカーコーチングの基本の「キ」少年サッカーの教え方

スポンサーリンク

子供がサッカーを始め、お父さんも少年サッカーのコーチとしてデビューすることになった。

サッカー経験者のお父さんは、子供のチームでコーチを頼まれます。少年サッカーあるあるですよね。

でもね。

簡単に受けない方が良いですよ。やるなら、コーチングを一生懸命、勉強してください

あなたにとったら、軽い気持ちでやることになったコーチかも知れませんが、選手や保護者から見たらコーチなんです。

プロのコーチも、ボランティアのコーチも選手たちや保護者から見たら一緒です。そして、子どもたちが将来、どうなるのかもコーチ次第。

子どもの将来を考え、少年サッカーを通して、サッカー選手として、人間として成長させるのが指導者です。

選手も保護者も、コーチに「成長させてもらえる」と期待をしています。生半可な気持ちで指導されたら、子どもが可哀想です。コーチは子供を成長させる義務があります。

スポンサーリンク

少年サッカー指導の基本

もし、あなたが「自分の子供にサッカーをしてもらいたい」と考えてたとき、

「上手くなって欲しい」

「人間的に成長して欲しい」

と思うハズです。そうじゃなく、子供の時間潰しにサッカーでもやって欲しいなんて思っているなら、コーチなんかやらない方が良い。

ボランティアだろうが、プロだろうがコーチを引き受けたら、子どもの成長を手助けしないといけない。

コーチは学ばないとダメ

こんなの当たり前だと思うんだけど、他人に何かを教えるんだったら、教え方を勉強して下さい。どうやって指導すれば良いのかを分からずにコーチなんてやっちゃダメですよ。

小学校の先生だって教員免許を取るために勉強しています。先生たちは、良い教育をするために勉強してきています。それでも中々上手くいかない。

サッカーだって一緒です。ボランティアコーチとして、そこまでやる必要ある?なんて言ってる奴に指導される子どもたちが可哀想だと思いませんか?

お父さんコーチだからなんて言っている奴もいるけど、親だから保護者の気持ちも分かるハズ。保護者として、自分の子供が指導方法を知らない指導者に教えられた結果、成長できなかったら、どう思うんですかね。

子どものために、どうやって教えるか、何を教えるかを学んでください

少年サッカーの主役は子ども

だいぶ前から騒がれていますが、プレーヤーズファーストが基本です。プレーヤー、すなわち子どもたちが主役にならないといけない。
ちょっとサッカーを知っているお父さんコーチに多いんですが、子どもたちを思い通りに動かしたいコーチがいます。指導者が主役になっているんですよね。そして、そんなコーチは「負けたのは、コーチのせいです。」なんて偽善者を気取る。

実際に指導者のせいのときもあります。例えば、ディフェンスのトレーニングをすることがなく、子たちが対応できなかった場合などは指導者のせいです。トレーニングしてないことは出来なくて当たり前。でも負けた原因(改善点)が分かったので次のトレーニングで改善すれば良いだけです。負けたのはコーチのせいなんて言う必要はありません。

話がズレましたが、負けたくないと思うのは選手なんですよ。決して指導者や保護者ではない。指導者はコーチングで「負けたくない」「勝ちたい」と子どもに思わせることが大切。

だって、主役は子どもたちなんですよ。子どもたちに頑張ってもらうのがコーチの役目です。

指導の基本は「改善」

私は日本サッカー協会公認C級コーチの資格を持っています。別に指導者ライセンスを持っているからスゴいとかは無いんですが、ちょっと聞いてください。

日本サッカー協会の公認コーチライセンスを取るためには、約3ヶ月の講習会を受け、テストに合格する必要があります。

私もその講習会に出席してライセンスを取得しました。そのときにインストラクターと言ってコーチングをコーチしてくれる方々がいるんですが、声掛けが、的確でプレーしている私たちのプレーがどんどんと改善されていくんです。

初心者コーチは「サッカーを教えないといけない。」と思っていますが、改善点を見つけて修正をしていくことがコーチ、そしてどれだけ改善できるかがのコーチの力量です。

もちろん、こんなプレーをして欲しいと思うことは良くあります。特に自分の息子だったりしたら。

でも、プレーを選択するのは、選手(子どもたち)なんですよ。指導者の思い通りに動いたら、その指導者を超えることは出来ません。

子どものプレーを尊重しながら、サッカーの目的、原理原則に照らし合わせながらプレーを改善するのがコーチングの基本です。

少年サッカーの指導者の役割

コーチはサッカーを教えなければいけないと思っている人が多いと思いますが、コーチの役目は子どもが自ら成長できるように寄り添うことです。

「あーしろ。こーしろ。」って指示を出すのはコーチングじゃない。

悲しいかな、指示を出すコーチングをする指導者は、昔そうやって指導を受けてきたんだと思います。でも、今は学校教育もそうですが、自主性を育む指導が重要視されています。指示して動かす指導は昭和の教え方

世界中の頭の良い人たちが、コーチングについて研究をして指示を出してやらせるより「子どもたちに考えさせる」指導の方が良いと結果が出ているんです。だから、学校でもそうだし、海外チームやJ下部などの一流のコーチ陣は、子どもたちの自主性を伸ばすように指導しています。

サッカーもサッカーの指導法も日々、アップデートされています。

アップデートされていない指導をしているコーチは「コーチはこう言うモノだ」と信念を持って指導をしているし、それを見ている保護者も同じで、厳しく、指示を出しているコーチが指導者だと勘違いしているんですね。

的確な指示を出しているコーチが良い指導者なんて、勘違いなんですよ。恥ずかしいから、早く気付いて欲しいと思います。昭和の古い考えなんです。

子どもが考えて行動できるように寄り添うことが少年サッカーの指導者の役割です。

コーチングの基本の「キ」

少年サッカーのコーチングの基本の「キ」は、子どもたちの成長を促すことが目的と言うこと。

色々と話ましたが、どんな指導をすれば良いかと悩んだら、どう指導したら子どもが成長できるかを考えてください。

指示を出しても子どもは成長しません。失敗することを恐れている子どもはチャレンジをしません。チャレンジをしない子どもは成長しません。

自分だって「宿題しなさい」「早く寝なさい」って母親に言われたら、嫌だったハズです。宿題をしないで学校で恥ずかしい思いをしたから、宿題をするようになったし、夜更かしして次の日が辛かったから早く寝るようになったハズです。

指示を出すから、反発するし、反発するから厳しく指導するようになってしまいます。その指導法が行き過ぎるとパワハラになるんです。

どうすれば、子どもが成長するかを考えて指導をしてあげてください。どうやって成長をさせれば良いかが分からなければ、しっかりと学んでください。日本サッカー協会公認指導者講習会に出るのも良いし、今はネットや書籍で指導法を学べます。

私は、ボランティアコーチを始めるときに偶然、池上正さんの本に出合いました。私は、怒鳴って指示を出しているコーチングに違和感を持っていましたが、この本を読んで、私の考え方は間違っていなかったと確認できました。

私はもう、10年も少年サッカーの指導をしているベテランですが、子どもたちが成長するためにはどうすれば良いかを考え、いまだに自身をアップデートしています。指導者として当たり前のことだと思います。それが出来ないなら、指導者なんて辞めた方が良い。

コメント

タイトルとURLをコピーしました