少年サッカーでコーチングの考え方。教え過ぎは良くない

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私は、かれこれ10年近く少年サッカーの指導者をしています。我ながら良くやっていると思います。

最初は、息子の「父ちゃん。俺、サッカーやりたい。」の一言から始まった指導者人生(?)も、あっという間に10年ですよ。当時、幼稚園児だった息子も立派な中学生になりました。

私が少年サッカーのコーチを始めたときは、幼稚園の子どもは、チームに入れなかったんですが、「お父さんが観るなら、連れてきて良いよ。」なんて監督のひと言でコーチを始めることになりました。と言っても最初は、息子と私の親子でボール遊びをしていただけですが。。。

でも、そのうち、息子の友達や小学生の選手の弟なども一緒に指導することになったんです。で、その時に本当に悪いですが、率直にチームでサッカーを指導しているコーチたちのレベルが低い。と感じてしまったんですね。

私は今年44歳になるんですが、私が小学生の時と練習が何にも変わっていない(笑)

そうなると”ヲタク気質”を持っている私は「サッカーの指導ってコレで良いの?」ってなる訳です。

サッカーだけじゃなく、サッカーの指導の仕方、身体の動かし方(走り方や体重移動の方法)なども勉強しました。セミナーや講習会なんかにも参加したり、本当に「オタク気質」全開ですよね。

もちろん、サッカーの指導を学ぶために、日本サッカー協会の公認指導者講習も受けて、公認C級コーチのライセンスも取得しました。

それだけでは気が収まらず、サッカーの知識だけでなく、そもそも、コーチングってどうすれば良いの? って思い、コーチングについても学びました。

少年サッカーの指導者をやらなければ、個人的にコーチングについて勉強するなんてことはなかった。コーチングを学んだ最初の目的は、サッカーの指導のためでしたが、コーチングを学んだことは、仕事でもかなり役に立っています。

コーチングって手法や技術が色々あって難しそうだと思うかもしれません。簡単に説明すると

コーチングとは、目標を達成するために必要な能力や行動をコミュニケーションによって引き出す方法

コーチングは技術。学んで実践していけば、誰にでも身に付けられるハズです。

コーチングは「主体性を引き出す育成手法」として、企業の経営層からも注目されている技術なので、コーチングができると会社での評価も”うなぎのぼり”(笑)

この記事では、簡単にコーチングについてお話します。興味を持ったら本格的にコーチングについて学んでください(笑)

「コーチング」と「ティーチング」

何かを教える場合、コーチングとティーチングと言う手法があります。

少年サッカーの指導者はティーチャーではなく、コーチ。少年サッカーだけではなくて、スポーツで指導をする人のことをコーチと呼びますよね。

コーチングを行うコーチとティーチングを行う先生(ティーチャー)。どちらも教える立場の人のような気がするけど、全然違います。ちなみに日本の少年サッカー指導者に多いのはティーチング。(だから、日本のサッカーが強くならないんだよ。)

せめて、この記事を読んだ指導者の方はティーチングを止めてコーチングを行って欲しい。なんて話がズレてしまうくらい日本の少年サッカーの指導者には思うことがたくさんあります。それは別の機会に。

日本語で説明すると、なんか言葉遊びみたいだけど、コーチングとティーチングは全然違います。

まずは、コーチングとティーチングのそれぞれが、どんな育成手法なのか、コミュニケーションスタイルなのかを簡単に確認しましょう。

コーチングとは

コーチングって何かをインターネットで調べてみました。

コーチング(coaching)とは、人材開発の技法の一つ。 対話によって相手の自己実現や目標達成を図る技術である。 相手の話をよく聴き(傾聴)、感じたことを伝えて承認し、質問することで、自発的な行動を促すとするコミュニケーション技法である。

コーチングの目的は選手に対して『自発的に行動をうながす』ことなんです。

コーチングでは、基本的に「教える」「アドバイスする」ことはしません。どちらかと言うと”双方向のコミュニケーション”を通して、相手のアイディアを「引き出す」。アイディアを引き出して自発的に行動が出来るようにするのがコーチング

どうです? サッカーの指導者はコーチ、コーチングをしなければならない。どうしてかと言うのは、別の機会にお話しますが、サッカーの指導者はティーチャーじゃない。

ティーチングとは

ティーチングは、小学校から私たちが受けている教育で、組織における人材育成などに使われている方法で「教育=ティーチング」と思っちゃうくらい一般的に使われている、私たちにとって、なじみのある手法です。

簡単に言えば、ティーチングは知っている人が知らない人に教える、できる人ができない人に教える指導法

自分が持っている知識や技術、経験などを相手に伝えること。なので、コミュニケーションは教える人から教わる人へ、一方通行になります。

こうやって定義するとコーチと先生(ティーチャー)は違うでしょ?

サッカーの指導者に求められるのは、コーチング。だから、コーチって呼ばれるんですよ。教え過ぎちゃ子どもは成長しない。

もちろん、コーチングが万能ではありません。少年サッカーでもティーチングしなければイケないこともあります。でも、サッカーの指導は基本的にコーチング。良いコーチは、「ティーチング」と「コーチング」を適切に使い分け、時には両方を合わせて指導しています。

コーチングの基本は「質問する」こと

コーチングは、ティーチングと違って”自発的に行動を促す”ことを目的にしています。答えを教えるのではなくて、答えを気づかせる。そのためには質問をして考えさせることが基本的なテクニックです。

実際に少年サッカーを通してコーチングしていると、時間が掛かる(笑)。答えを教えたくなっちゃうんですよね。でも、相手の育成を考えた場合は、耐える(笑)。我慢するしかない。

本当に一個、一個のプレーに対して、

「どういう考えがあった?」

「落ち着いて考えてごらん。どんなプレーが必要だった?」

なんて、質問をしながら、子どもたちに気づかせる。結構、根気が必要です。

子ども(教えられる側)に気づいてもらうことで、自発的な行動を促していくのがコーチングです。本人が気づいた答えと教えた答えが同じでも、これからの本人の行動や取り組みに大きな差が生まれます。

自分で考えて行動できるように

少年サッカーでは、教えること(ティーチング)も必要です。でも、子どもたちの「育成」を考えたら、子どもたちが自ら考え、判断ができようにするためにコーチングを行うことが大切。

実際問題、今、小学生の子どもたちも成長してきます。中学生くらいなら、まだしも、高校生や大学生、社会人になるまで、過保護にい近くで「あーじゃない、こーじゃない」なんて教えられない。子どもが自ら考えて行動できるようになるために周りの大人がサポートしてあげる。

そのためには、ティーチングじゃなくて、コーチングで自発的に行動できるようにしなければイケないのではない。

大切なのは、ティーチング、コーチング、それぞれのメリットとデメリットを考えて相手の状況やケースを見極め、最も効果的と思われる関わりを毎回「選ぶ」とことが大切です。

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