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【年代別】練習の考え方(U-10,U-12)

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前回、【年代別】練習の考え方(U-6,U-8)で幼稚園児~小学校の低学年までの練習についてどの様に指導を行ったら良いかを考え、お話をしました。今回は小学校中学年(3,4年生)、高学年に向けてどの様なことを考え、トレーニングをすれば良いかについてお話をします。

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U-10年代(小学3,4年生年代)

この年代になると大半の選手がサッカーについて理解が出来るようになってきます。動きながらのパスやコントロール、ドルブルやシュートなどサッカーの3大スキルについてドリル形式、ゲーム形式で意識付けを行います。特にゲーム形式でのトレーニングを中心に行い、そのゲームで出来なかったこと、失敗してしまうことをプレッシャーのないドリル形式のトレーニングで反復させます。ドリル形式のトレーニングは、選手たちの集中力が続かないのであまり長い時間やりませんでした。

失敗するのはなぜか、どうプレーするのが良いかを選手たちに考えさせ、自ら判断できるようにしました。プレーの基準を与え、選手が自ら気付き、出来るように問いかけ、声掛けを行いました。また、選手たちのみで電車移動や試合前の準備をさせたり、自立できるようにサッカー以外でも色々と経験をさせ始めるのもこの時期です。

U-10年代は

プレーの基準(サッカーの原理原則)の理解を深め、自ら気付き、行動できるように指導をしましょう。

参考:JFAキッズ(U-8,U-10)ハンドブック

この頃になると選手間でも序列を作り始めます。身体の大きい選手、気が強い選手がそうでない選手を馬鹿にしたり、あいつとは違うチームでやりたい。とか発言をしたりします。チームの勝利の前に、人として悪いことは悪いと解ってもらうために、戦力ダウンになりましたが、身体の大きい選手や気が強い選手を試合から外し、ベンチで隣に座り指導しました。

なかなか難しい選択ですが、私は勝つためより、選手の成長を優先させたいと思っています。

U-12年代(小学5,6年生年代)

成長が遅い選手の多いチームでしたが、この年代になると「即座の習得」というか、ゴールデンエイジって本当にあるんだな。と感心しました。それ程、出来る選手でなかった選手も、メキメキと技術が上がり、やりたいプレーをするためのスキルを獲得することが出来るようになってきます。ドリル形式のトレーニングも多少、行いましたが、出来るだけゲームに近いトレーニング、相手選手、味方選手がいるトレーニングを行いました。

サッカーには判断が必要です。相手選手、味方選手の状況を確認し、どのプレーを選択し、実行するのかを選手が判断する必要があります。出来るだけ、相手選手、味方選手がいるゲーム形式に近いトレーニングを行い、シンクロコーチングで褒め、気になるところは、フリーズして理解を深めさせるということに努めました。ボールスキルが足りない選手は、空き時間などを使って蹴り方、止め方の基準を教え、他の選手とのトレーニング中に失敗しても良いからチャレンジさせるようにコーチングをしました。

U-12年代は

プレーの基準(サッカーの原理原則)から、チームのため、どんなプレーが必要かを考えさせるように指導しましょう。

理解が難しかったオフザボール時の動きも理解出来るようになります。ポジション取りや動き方についても基準を与えてあげれば、トレーニングでフリーズした時に「あっ、俺ね。わかってる。ディフェンスの間に入れたよ。」と気付く選手が増えてきます

最後に

サッカーは小学生で終わりではありません。育成年代の選手たちをどうやって昨日より今日、今日より明日、さっきより今、少しでも上手になるように寄り添ってあげられるか。選手がもっとサッカーをやりたい、続けたいと思ってくれるように指導をしていきたいと思います。それが上の年代の指導者に引き継ぐ、私たちの使命だと思っています。

あなたの指導は選手の為になっていますか?

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子どもたちがサッカーを楽しむために

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