あなたが少年サッカーをする子どもの保護者だったら少しでも上手くなって欲しい。と思いますよね。
特に小学生の子どもがサッカーを好きになり、上手くなりたいと思うためにはどのような環境を与えてあげれば良いのでしょうか?
あなたは子どもがサッカーが上手い選手なるチャンスを与えていますか?
サッカーが上手くなるためには選手が判断しなければならない。普段の生活から判断をさせる環境を作りましょう。
「コーチに全て任せているのに上手くならない」
「私はサッカーを知らないのでコーチに任せておけば上手くなる」
と考えていませんか?
保護者として子どもに普段の生活から判断する訓練の場を与える必要があります。
サッカーが上手い選手
あなたがイメージする上手い選手とはどんな選手ですか?
- ドリブルで相手を何人もかわせる選手
- ゴールを決める選手
- 一本のパスで決定的なチャンスメイクができる選手
- 身体を張ってゴールを守れる選手
- リスク管理ができてピンチの芽を摘み取る選手
色々とイメージがありますよね。他にもありますが全て正解です。
小学生や中学生でサッカー選手として完成している子どもはいません。
私のようにコーチとして指導している人、お父さん、お母さんのような保護者を含めた子どもの周囲にいる大人たちが
選手を成長させていく必要があります。
サッカーが上手くなる子ども
サッカーが上手くなるためにはどんな子どもに育てれば良いのでしょうか。
- 素直な子ども
- 判断ができる子ども
- チャレンジできる子ども
- 個性を持っている子ども
- コミュニケーションが取れる子ども
- 努力できる子ども
少年サッカーを指導していてサッカーが上手くなる子どもは性格は違いますが、このような特徴を持っていると感じます。
チームで同じトレーニングをしていても上手くなる子どもとそうじゃない子どもがいます。
どんなに良い指導者が良いコーチングしても成長する子どもと伸びない子どもがいます。
素直な子ども
少年サッカーではプレーができなくて当たり前。できるようにするために指導者はコーチングしています。
素直な気持ちで聞けるかどうか。
判断できる
トレーニングで習得した技術を判断を伴って(戦術を理解して)試合で使えるようにするためには子どもたちが自分で判断が出来るようにしなければなりません。
チャレンジできる選手
失敗をすると怒られる、怒られたくないから失敗したくないと考える子どもが普通です。失敗をしたら怒る、成功したときだけ褒めるだけではチャレンジしない子どもになってしまいます。
サッカーは失敗するスポーツです。失敗することを恐れずチャレンジする子どもの方が上手くなります。
個性を持っている選手
サッカーはポジションごとに役割が違います。そして子どもたちはとても個性的で活発であるはずです。人と違うアイデアを持っている個性を潰さずに伸ばしていくことが大切です。
コミュニケーションが取れる選手
サッカーに限らずチームスポーツは味方選手とコミュニケーションが取れなければ良いプレーヤーになれません。自分がどう思ったのか相手がどう思ってプレーしているのかを会話し相互理解しなければ、チームとしてプレーすることが出来ません。
努力できる選手
努力、根性だけではサッカーはうまくなりません。しかし、技術を習得するためには「回数×意識」が必要です。トレーニングを意識しながら回数をこなすことは子どもにとっては難しいことです。出来ないことを出来るようにする努力が必要です。
サッカーが上手くなる環境
子供がサッカーを続けて行くサッカーが上手くなるためには大人が場を与えてあげなければなりません。
子供に上手くなって欲しいと思っているのにその環境を大人が奪ってしまっている場面を良く目にします。
判断の場が必要
私たち大人からすると簡単なことでも子どもたちは出来ないことが多い。どうすれば良いかを教えるより、どうしてそうしないといけないかの理由を教えることで子どもが判断するチャンスを増やすことになります。
やらせてみることで失敗をするかもしれないし時間が掛かります。そこはグッと我慢して子供の成長のチャンスだと思ってください。
他人任せにさせない
良い母親だと思っている方に多いのですが、子どもの準備、後片付けを先回りしてやってしまっていませんか。先回りして指示を出してしまっていませんか?
これは、子どもが判断をしなくても良い環境を作ってしまっています。人間は楽な方に流れてしまいます。やってもらうことが当たり前になってしまうと他人任せになってしまいます。だって、その方が楽だから。
失敗をさせる
私たち大人は、今までの人生で経験し、どうすれば良いか解っているので簡単に出来ることでも、子どもたちにとっては初めて経験することであることが多いです。失敗をするかもしれません。失敗も経験です。失敗をすることで覚えることもあります。私たちも失敗をして次は失敗しないようにしようと成長してきたはずです。
失敗をすると恥ずかしい思いをするから可哀想だ。と考え、子どもの行動を先回りしてやってしまうのは、親のエゴです。それでは子どもは成長できません。
責任を取らせる
失敗したら、責任を取る。責任を取らせ、次からは失敗しないように促してあげれば良いのです。
これも良い母親だと思っている方に多いのですが「うちの子どもは悪くない。」と考え、責任を取るチャンスを奪ってしまっている場面を良くみます。そうすると子供は嘘をついてでも、自分は悪くないという子どもになってしまいます。
サッカーだけでなく日常での環境
良いサッカー選手を育てるためには、サッカーだけでなく日常の生活でも人間として成長できる環境を与える必要があります。技術があっても、判断が出来ない、失敗を怖がる、他人任せにする、責任を取らないでは良いサッカー選手にはなれません、
まとめ
サッカーがうまくなるためには、私たち、コーチだけではなく、子どもの周囲にいる大人が環境を整えてあげる必要があります。
サッカーだけではなく、普段の生活から周りの状況を確認して、何をすれば良いかを考えさせる場を提供し、子供にに判断させることが重要です。
大人が変わらなければ子どもは変わりません。私たち指導者、保護者など子どもの周りにいる大人が将来のために子どもが成長するための場を設定する必要があります。
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