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攻守の切替えが一番大事。サッカーにおける4つの局面

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サッカーの試合では、味方選手がボールを保持している状態(攻撃)、相手選手がボールを保持している状態(守備)という局面の他にボールを保持するチームが切り替わる局面(攻撃⇒守備の切替え、守備⇒攻撃の切替え)の4つの局面があります。

特に少年サッカーを見ると相手ボールを奪ったら、大きく蹴りだしてプレーを止めてしまうディフェンダーやボールを奪われたら、空を仰いでいるフォワードのように攻守の切替えが、出来ていない選手を多く見かけます。

攻撃⇒守備:ボールを奪われた選手はファーストディフェンダー。他の選手は的確なポジションに移動。
守備⇒攻撃:ボールを奪った選手はボールを早く動かす。他の選手はパスを受けられるポジションに移動。

サッカーは目まぐるしく攻守の交代が行われるスポーツです。攻撃の局面、守備の局面だけでなく、切り替えの局面をしっかりと理解しアクションを起こせるようにしましょう。

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攻撃時のプレー

味方がボールを保持している状態、すなわち攻撃をしているチームの選択肢の最優先はゴールを奪うためのプレーです。ゴールを狙えない場合は、ボールを保持(ポゼッション)をしてボールを奪われないようにします。

ボールを保持している選手はゴールが狙えるかを判断します。狙えないのであればボールを動かし、ゴールを狙える味方選手へのパスなどチームとしてゴールを奪うことを考えプレーを選択します。

オフザボールの選手はパスを受けられるようにポジションを修正します。

守備時のプレー

相手選手がボールを保持している状態では、相手にゴールを狙わせないと言うことが第一前提です。そのために遅らせるのか、ボールを奪いに行くのかを判断します。

おそらく攻撃時、守備時の2つの局面はどのチームもトレーニングしていると思います。パス、ドリブル、シュート、守備などのトレーニングです。なかなかトレーニングをしていないことの多い切替のトレーニング、指導をしているコーチ、チームって少ないです。

もっとも大事な切替え

切り替えろ。とコーチングするのを聞いたこと、もしくはコーチングをしている指導者の方もいると思いますが、攻撃から守備への切り替え、もしくは逆の切り替えって何をすれば良いかの普段のトレーニングで指導を行っていますか?

攻撃⇒守備

味方がボールを保持している攻撃の局面から、ボールを奪われた瞬間から3-6秒間の間に守備の局面になります。この3-6秒間に何をしなければならないでしょうか?

ボールを奪われた選手
ボールを奪い返す為に相手のボール保持者にアプローチを仕掛けます。

他の選手
自分がマッチアップする相手選手が攻撃出来ないように的確なポジショニングへ素早く移動する。

ボールを奪われた選手はファーストディフェンダーとしてボールにアプローチを仕掛けます。なぜならボールを奪われた選手が一番ボールに近い選手だからです。

そしてその他の選手は自陣に戻るんでは無いんです!!自分のマークする相手が攻撃できないようにポジショニングを取る必要があります。マークする相手とボール保持者の両方が観れるポジションに素早く移動します。

守備⇒攻撃

味方選手がボールを奪った瞬間に攻撃の陣形に素早くポジショニングを取ります。相手チームの守備の陣形が整わないうちに攻撃が行えれば、ビックチャンスになります。

ボールを奪った選手
素早く早くボールを動かします。ドリブル、パスなどで相手にボールを奪われないようにします。

その他の選手
ボールを受けられるポジションに素早く移動します。スペースを作るために幅と深さを取ることが必要です。

ボールを奪った選手は素早くボールを動かし相手にボールを奪われないようにします。

他の選手はボール保持者と自分の間に相手選手、味方選手がいない、かつ、相手の視野から外れるポジションへ素早く移動します。

ゲームの流れを理解する

攻守、守攻の切り替えを素早く行うには、ピッチ内で今、何が起こっているか、相手選手は何を狙っているのか、味方選手は何を考えているのかを理解する必要があります。

その為には、周囲の状況を確認する(観る)こと、サッカーの原理原則を理解することが重要です。

予測する

次のプレーでどんな状況になりそうか、予測して動くことで相手選手より、一歩でも半歩でも先にボールに関わることが出来ます。

予測するにはたくさんの経験が必要なのでトレーニングで出来るだけ試合形式で相手選手、味方選手がいる、攻撃、守備の切り替えがあるシチュエーションを作ることが大切です。

リスク管理

少年サッカーでは、味方チームが攻撃しているときにディフェンダーの選手が歩いている、反対にチームが守備をしているときに何もしないフォワードの選手が多いです。少年サッカーでは全員が攻撃する、守備をすることでボールに近いところでプレーができる為、切り替えが早く行え、1番のリスク管理になるんではないでしょうか?

最後に

トレーニング時は出来るだけ、攻撃の練習、守備の練習ではなくゲームを切り出したオーガナイズをする必要があります。サッカーではボールを奪われたら終わりではありません。直ぐに切り替えて奪い返す。また、ボールを奪った後、どうやってビルドアップしゴールに近づきシュートチャンスを作ることが大切です。

攻撃⇒守備:ボールを奪われた選手はファーストディフェンダー。他の選手は的確なポジションに移動。
守備⇒攻撃:ボールを奪った選手はボールを早く動かす。他の選手はパスを受けられるポジションに移動。

その為には、攻撃、守備が切り替わるようなトレーニングを行い、切替の速さ、強さを獲得させる必要があります。

なかなか難しいですが攻守の切り替えの局面に何をしなければならないかを選手たちに伝え、実践できるように指導を行いましょう。

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