少年サッカーではヒーローだったのにその先にサッカーを辞めてしまう子どもがいる。
本当にコレは残念。指導者としては。
好きではじめたサッカーを続けてもらいたい。そんな子をひとりでも減らすために指導者、保護者が変わらないといけない。
少年サッカーで活躍してたのに辞めてしまう選手は
早熟の子ども
かつ、子どもに過度の期待をかける親がいると高い確率でサッカーを辞めてしまう。そうならないためにどうすれば良いか考えようよ。
少年サッカーで活躍できる子ども
少年サッカーでは、どうしても身体の成長のスピードで同じ学年でも20cmも体格差が出てきてしまう。まあ中学生のジュニアユースでもそうだけど。。。
低学年だと110cmの子どもと130cmが同じピッチに入る。高学年だと第二次成長期で一気に伸びる子がいるので同じ学年でも140cmと170cmと30cmもの体格差になる。
サッカーは身体能力が高いと活躍できるスポーツ。この差って凄いアドバンテージだよね。
少年サッカーでは身長の高い子どもは活躍できる。
早熟な子どもは小学5年生のはじめ頃から第二次成長期に入り、一気に身長が伸びる。そして、精神的にも思春期に入り不安定な心理状態になる。
早熟な子ども
少年サッカーのどのチームでもそうだけど、同じ学年でトレーニングをすることが多いと思う。そうすると同じトレーニングをしても早熟な子どもは周りより、できる。
出来て当たり前だよね。だって身体的にも心身的にも成長しているんだから。
過度な期待をかける親
子どもの成長は個人差があるんだよ。そして小中学生は成長の過程。なので、早熟な子どももいるし、そうでない子どももいる。小学5年生で成長期を迎える子どももいるし、中学2年生でも成長期を迎えない子どももいる。
成長が早いだけで「周りより、できている」と勘違いをして、そこに過度な期待をかける親がつくと目も当てられない。変な期待を掛けちゃうんだよね。たぶん。
指導者や他の保護者がいくら言っても解らない保護者がいるとその選手は潰れてしまう。マジで
その保護者の気持ちも解るよ。「今、出来てるのに何言ってんの?」っていうのも。そうすると子どもも勘違いをしてしまう。
早熟な子どもが潰れちゃう原因
早熟な子どもがサッカーを辞めちゃう理由は、周りに成長が追いつかれたとき、なかなか思い通りにプレーができなくなって面白くなくなってしまうから。
サッカーで必要な判断の訓練が足りない
サッカーは判断を伴ったオープンスキルの比重が大きいスポーツです。野球や陸上よりも全然。
早熟な子どもが同じ学年でプレーすると圧倒的に判断の訓練が足りない。
第二次成長期で身長が伸びるピークは平均で13歳。早熟な子は約11歳から身長が伸びるピークを迎える。あくまで平均なので個人差が大きい。ちょっと考えてみてよ、この年代の約2歳の差って凄いと思わない?
試しに6年生を4年生と一緒に練習や試合をやらしてごらん、1年生に3年生を入れてみてください。同じ学年では、目立たない子どもでも、下の学年と一緒にプレーをすると出来る子どもが多いよね?
早熟な子どもは、そのくらい楽なところでプレーをしている。伸びると思いますか?
厳しく指導する必要がある
さらに一生懸命やって何になる?と思春期の独特な情緒不安定になってサボっているのがカッコ良いと間違った感情を抱いてしまう。
大人になる段階でそんな経験があるよね?
そうならないためには中学生のように早熟な子どもには厳しく指導をしなければならない。
解らない保護者
理解がない保護者は、指導者がしっかりと子どもの成長に合わせて指導をしているのに「うちの子はコーチにいじめられている」等、勘違いをしてしまう。これは何も知らない指導者が多いのも原因だけどね。
そんな保護者が自ら、自分の子どもを潰してしまっている。
「そんなバカなっ!?」って思うでしょ? でも残念ながら現実なんだよね。身体が大きい子どもは、良いクラブチームから声が掛かったりするんだけど、中学生になると周りとの身長差がなくなってくる。
そうすると全然活躍できなくなるんだよ。これは本当の話。
少年サッカーで終わってしまう子どもの特徴
成長の遅い子どもは、自分より身体能力が高い選手に揉まれてテクニックを磨いている。判断をする訓練を続けてきている。
どうすれば活躍できるか、どうやれば、身体の大きい選手に負けないプレーが出来るか、ギリギリのところで頑張っている。
その頑張りプラス身体が成長して追いつくから、早熟な子どもより、晩熟の子どもは、スキルが高い。
早熟の子どもは、成長の遅い子の身体能力が追いつかれたとき、早熟な子どもはプレーが出来なくなり面白くなくなってしまうんだよ。
残念ながらサッカーは他のスポーツと比べ早熟な子どもが潰れてしまう確率が高いスポーツ。
本来なら成長が早い子どもでも一生懸命、トレーニングをすれば、もっと能力があがるんだけど、ソコに勘違いをしている保護者がついていると努力なんてしなくなる。
だって身体が大きいだけで活躍できちゃうもんね。辛いことをする必要がないんだよ。
ただ、そこまで考えて指導しているコーチも少ないのも問題。そんな身体能力が高い子どもを喜んで使って褒めているアホな指導も多い。
子どもの成長には保護者も指導者も、周りの大人たちの接し方が大切。もし、少しでも心当たりがあったら変わって欲しいね。この記事を読んで、一人でも子どもが救われると良いなあ。
コメント