指導者いらずのサッカーボールを知っていますか?ダービースター『THE BALL』

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少年サッカーで使うボールは種類がたくさんあり、どのサッカーボールを与えれば、良いか迷ってしまいますよね。

うちの息子には少年サッカーを約8年(幼稚園の年中~6年生まで)でチーム練習用とコソ練用に約10個くらい使いました。下の子は約4年で3個目。

この10年くらいで少年サッカー用の『4号球』の色々なメーカーやモデルを使いましたが、それぞれ個性があります。良く飛ぶボールや長持ちするボール、お手入れをしないと使えないボールなどなど。

この記事で紹介する「ダービースター」のボールは他のボールとイメージが違います。通称『指導者いらずのボール』。

ドイツ生まれで子どもに与えるだけで自然に「正しいキックが身につく」と言われているダービースターのサッカーボールを子どもが使用してどうだったのか、良い点と悪い点を解説します。

正しいキックが自然と身につく「ダービースター」

まあ何とも怪しいキャッチフレーズですよね。正しいキックが自然と身につく「ダービースター」。

でもコレ本当です。ダービースターのサッカーボールの特徴は「重くて飛びにくい」。現在はどのメーカーのサッカーボールも軽くて蹴りやすいのにダービースターのボールは重くて飛びにくい。

このダービースターのサッカーボールは、ヨーロッパでは育成年代からプロまで幅広く使われているので悪いボールではありません。むしろ少年サッカーで使うことで本当にキックが上達します。

蹴りにくいのが良い

言い方が悪いんですが、蹴りにくいんです。ただ蹴りにくいから良い。

最近のサッカーボールは蹴りやすい。ワールドカップで使用するモデルもそうなんですが、最近のサッカーボールは良く曲がるように出来ているんです。

蹴り方によっては落ちたり、浮き上がったり色々な変化をします。なので子どもたちも本田圭佑やクリスチアーノ・ロナウドの「ブレ球」や「カーブ」の蹴り方をマネして遊んでいますよね。

変な話ですが、ボールを正確に蹴らなくても誤魔化したキックが出来るんです。特に筋力がある子どもは適当に蹴ってもボールが飛びます。

キックの基本を教えるボール

空気力学をもとに開発された最近のサッカーボールは揺れる、曲がる、落ちることでゴールを増やしてサッカーを観ている人たちに楽しんでもらうために開発されています。
ゴールがたくさん決まった方が観ていて楽しいですよね。

コツをつかめば、面白いように曲がるし、落ちるボールを蹴ることが出来るようになります。その反対にあるのがダービースターのボールと言われています。

ダービースターのボールは重くて、足でちゃんと芯を捉えないとボールが飛ばないし、もちろん曲がらない

そんなボールだから、子どもはキックの基本を身につけることが出来るんです。ダービースターのボールはしっかりとボールの中心に足のドコをインパクトさせるかを考えて蹴らないとボールが飛ばない。なので与えるだけで子どもがキックの基本を身につけることが出来る。

ボールの中心を蹴ることがキックの基本ですよね。

ダービースターとは

ダービースター(DERBYSTAR)とはドイツのサッカー用品メーカーでヨーロッパの下部組織で採用され「THE BALL」と呼ばれているボールです。

2011年に日本で発売され、Jリーグの下部組織、高校などの育成の現場で採用され、徐々にシェアを広げています。スウィートスポット(ボールの芯)が狭く、しっかりと芯を捉えないとボールが飛びません。

少年サッカーの練習でダービースターのボールを使うと上手にキックをしようとすると正しい体重移動と姿勢でボールの中心を捉えるキックの基本技術を自然と身につけることが出来るようになります

ダービースターのボールはドイツのブンデスリーガでも公式球として使用されています。

ダービースターがヨーロッパの育成年代で使われている理由

どうして重く飛びにくいダービースターのボールがヨーロッパの育成年代で広く使われているのでしょうか?

  • 正しく蹴らないと飛ばない
  • 一球一球手作りで丈夫で長持ち

スウィートスポット(ボールの芯)が狭く、足でちゃんと中心を捉えないとボールが飛びません。でも表面の革は厚手で柔らかく、慣れてくるとキックが正確にキレイに飛ぶようになります。なので指導者が与えるだけで子どもはキックの基本を身につけることが出来ます。

ダービースター社の前身は馬具などを作る革製品のメーカーで今も職人さんが一球一球手作りしています。なのでしっかりメンテナンスをすれば、丈夫で長持ちするそうです。

実際の使用感

こんな良いことばかり言われたら、ダービースターを子どもに与えてみたくなりますよね。どんな変化があるのか。

私の息子で実験してみました。実際に使ったのは小学校5年生の春から小学校を卒業するまで。

私も何度も蹴りましたが、本当に蹴りずらい(笑)。でも芯を捉えたときの感覚は「すごく気持ち良い!!」

ダービースターは、扱いがめんどくさいボールですが子どもに与えて良かったですよ。

ダービースターで子どもは変わったか

私が指導しているチームでダービースターのボールは私の息子だけで後は良く飛ぶボールばかりでした。シュート練習や自分のボールではなく、人のボールを使うトレーニングのときにダービースターにあたると「ボール変えて!!」って子どもがいます。そのくらい、蹴りにくい(笑)。

ぶっちゃけた話、ダービースターのボールでキックが上手くなる子どもとそうじゃない子どもがいます

と言うのもダービースターのボールは蹴りにくいんです。スウィートスポット(ボールの芯)が狭いのでしっかり意識をしてキックをする子どもじゃないと飛ばない。

そうするとダービースターのボールは、筋力がある子どもより、身体の小さい子どもの方が飛んだりするんですよね。本当は身体の大きい、筋力のある子どもも芯を捉えるためにダービースターのボールでトレーニングした方が良いんですが、出来ないからやらない(笑)。

でも、身体の小さい子どもや筋力がない子どもはダービースターのボールを使う前からボールの芯を捉えて蹴っているんですよね。細かい技術ですが身体能力が低い子どもは死活問題なので大切な技術なんです。

トラップもキックも上手くなる

うちの息子は小さく筋力もないんですが、コーナーキックを蹴ることが出来たんですがボールの中心を捉えるキックが出来ていたんですね。なのでダービースターのボールでも何にも変わらなかった(笑)

ただ、スウィートスポット(ボールの芯)を外す確率は間違いなく減りましたよ!!

後、ダービースターのボールで蹴れない子どもでも、「なんか、このボール飛ばない」と言って、楽しんでこのボールを蹴ってた子どもは間違いなくキックのフォームが安定してきました!!

私の指導者としての力量不足だと思うのですが、軸足の位置や足の振り方など改善しようとしても出来なかった子どもでしたが、半年くらいダービースターを蹴っているとフォームが安定してキックが飛ぶようになったんです。

まあ、5年生から6年生にかけてなのでゴールデンエイジの影響かも知れませんが。。。

キックでボールの芯を捉えることが出来るようになるとトラップも上手になります。

低学年で使うときは注意が必要

園児や低学年のうちはちょっとためらっちゃいますね。と言うのもやっぱり「重い」。重いので多少、チカラがないとボールが飛ばないんです。そうすると楽しめないかも知れません。

インサイドキックやリフティングの練習なら使っても問題ないと思いますが、シュートなどのキックの練習をするときは芯を外すとショボいボールしか飛んで行かないんです。なので、低学年まではおススメしません。

ボールを蹴る楽しさを知って欲しいと思う低学年の子どもたちには「軽くて飛びやすい」最近のボールの方が良いと思います。

中学年や高学年で本格的にサッカーをしたい「もっと上手くなりたい」と思う子どもにはダービースターをおすすめします。

手間が掛かります

ダービースターのボールはプレーするときはスウィートスポット(ボールの芯)が狭く扱いにくいという話をしましたが、ダービースターはお手入れも手間が掛かります。

ダービースターは天然ラテックス製のチューブが使われているそうです。日本製のブチチューブが使われているボールに比べて空気が抜けやすい

空気が抜けやすいので空気を入れる頻度が多くなります。コレって地味にめんどくさいですよね・・・。

スポーツショップで見かけない

サッカーボールを購入しようとスポーツショップに行っても「ダービースター」は見かけません。こんなに良いボールなのですが、手に入れるのが大変です。

購入はインターネット(アマゾンや楽天)で簡単にできますよ。

ベテラン指導者がお勧めする『ダービースター』

手間が掛かるし、蹴りにくいボールですがキックの基本を身につけることが出来るのでダービースターはおすすめするボールです。

ちょっとデザインが残念なのですが。。。スウィートスポットにあたったときの重低音を聞いたら「おっ!?」って思いますよ。私も蹴っていて楽しいボールです。

手に入れたい人はインターネットで

先ほどもお話したのですが、ダービースターはスポーツショップに置いていないことが多いです。そしてダービースターの4号球は何種類か発売されています。

お店で直接、買う場合は店員さんに聞いて手に入れられますが、どのモデルが良いか悩みますよね。私が購入したときもモデル選びで悩みました。

ちょっと簡単にモデルを紹介しておきますね。

少年サッカーの場合、学校のグラウンドなどで土のグランドが多いと思います。その場合は「Chicago TT

天然芝など柔らかい地面の場合は「PlanetAPS

近所のJ下部組織は「Brillant TT」を使っていました。

キックの基本を学ぶことができる「ダービースター」を一度、子どもに与えてみてください。本当にキレイなキックを身につけることが出来るようになりますよ!!

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