私は2010年にお父さんコーチとして指導を始めて、日本サッカー協会公認指導者ライセンス級(D級⇒C級コーチ)とステップアップし、毎週末、楽しくサッカーをしています。一緒にサッカーをしているジュニア年代の選手たちは、色々な個性を持っています。
私が指導している幼稚園児から小学6年生まで所属していますが、
「転んだり、ボールにぶつかって泣いてしまったらその日はグランドに戻ってこない選手」や「失敗したくないので、出来ないことはやらない選手」、「難しいトレーニングでうまく出来ないと泣いてしまいプレーにならない選手」など。
街のボランティアチームでは、そんな選手が1人や2人学年にいると思います。選手たちには、失敗してもチャレンジし、出来るようまで頑張れるようになって貰いたいですよね。そんな選手になって貰うために自己肯定感を育ててあげる必要があるのかもしれません。
自己肯定感を高める
自己肯定感とは、
自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情
だそうです。
要約すると自己肯定感とは「自分は大切な存在だ」とか「自分には生きる意味がある」とか感じる感情です。サッカーでもこの自己肯定感が高い選手は、今の時点で出来なくても、練習すれば出来るようになると信じて活動できるようになります。反対に自己肯定感の低い選手は、自信がなくなり、チャレンジしにくく、リスクを避け失敗をしないプレーを選択しがちになります。
自己肯定感の高め方
観応は人の思考をコントロールし、理性を抑制すます。感情をコントロール出来ればプラス思考の考え方が出来るようになり、結果良くなり、自己肯定感が生まれるそうです。目標を立て、実際に「出来た」という成功体験が、自己肯定感に繋がっていきます。
小さな積み重ね
サッカーに限らず、小さな目標を立てて、出来た体験をたくさん経験させる必要があります。例えば、子どもたちだけで電車に乗って移動する。子どもたちで試合前の準備をさせる。失敗することもあると思いますが、成功した時の達成感を体験するとで自己肯定感が高まっていきます。
指導者や保護者としてやるべきこと
指導者や保護者は、出来たことに対して褒めてあげることで選手たち、子どもたちの達成感を高めてあげる必要があります。先ほどの選手たちに
「今日は、ボールが当たったも頑張ってグランドに戻ってこれたじゃん!えらいね。」
「失敗しても良いからチャレンジしてごらん。」「素晴らしい!!出来なかったのに出来るようになるじゃん!!」
指導者は、選手の個性を観察して、小さな成功体験をたくさん経験させてあげられるように褒めてあげる必要があります。少しずつですが、自己肯定感が高まっていきます。実際に低学年時は出来なくて泣いてしまっていた選手が、高学年になりキャプテンとしてチームを引っ張れる様になりました。
自ら成長する選手
私は指導者として「自ら成長する選手」を多く育てたいと思っています。そのためには、頑張れば、なんとかなる。これが出来るようになるともっと上手くなる。と選手自身が、自己肯定感を高めて行けるようになる必要があります。時間が掛かりますが、指導者として一人ひとりの個性を尊重し、指導をする必要があります。
指導者も保護者も人間です。間違ったことや失敗もすると思います。失敗してもやり直せば良いのです。指導者、保護者として少しずつ成長して行きましょう。その成長が選手の成長につながると信じて。
あなたの指導は選手の為になっていますか?
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