小学校高学年になって身長が伸びないと
「この子はいつになったら大きくなるんだろう。」と不安になりますよね。
小学校高学年になると周りの子たちはグングン身長が伸びているのに
我が子の成長はまだまだ。
成長速度も子どもによって違います。自分の子どもの成長が順調なのか心配になり神経質になってしまうことってありますよね。
特にスポーツをしている子どもの保護者は大きくて強い子どもたちに混じって小さい子が頑張っているのを見るといたたまれない気持ちになります。
身長が伸びる時期は「成長ホルモン」の分泌量と関係しています。
子どもの身長が伸びる時期
いくら小さな子どもでも小学生のうちに平均で約30cmくらい大きくなります。
しかし小学校高学年になると第二次成長期を迎えて一気に身長が伸びる子どもが増えてきます。
成長の早い子では、小学校4年生くらいから一気に身長が伸び始めます。成長の遅い子との差は広がるばかり。
そうなると自分の子どもが順調に成長しているのか心配になりますよね。
平均的な成長時期について見てみましょう。
女子の身長が伸びる時期
女の子の場合、平均で10~12歳の間に成長ホルモンの分泌が活発になり身長が伸びるピークになります。
小学校の高学年(9~11歳)の頃から成長ホルモンが活発に分泌されるようになり、年間で6~7cmと身長が伸びやすい時期に入ります。
中学生になると成長ホルモンの分泌が減ってきますが、2~3cmの身長の伸びが期待できます。男の子に比べ、女の子の方が成長が早く、小学生のうちから身長が伸び、中学生になると一段落してしまいます。男の子に比べ、早めの準備が必要になります。
男子の身長が伸びる時期
男の子の身長が伸びるピークは成長ホルモンの分泌が活発になるのは平均で12~15歳の間。
男の子の場合は女の子と比べて成長ホルモンの分泌が活発になるのが遅く、中学生になってから身長が伸びることが多いんです。
この時期には年間で平均7cmも身長が伸びます。その中でも成長ホルモンの分泌量が多い子どもだと年間で10cm以上も背が伸びます。
男の子は大きく成長するのは中学生ということが多く、この時期に「質の良い睡眠」「適度な運動」「栄養素が摂れる食事」を意識して生活をすることが大切です。
この時期に成長の妨げとなるような生活をしていると身長が伸びない原因になってしまいます。
将来の身長を決める大事な時期
男子は12~15歳、女子は10~12歳。
この時期が身長を伸ばすために大事な時期になります。
身長を伸ばすために必要な成長ホルモンが分泌される時期には個人差があります。この時期になったから直ぐに身長が伸びる訳ではありません。男女ともに成長が早い子だと平均より2年くらい早く背が伸びる場合もあります。反対に成長の遅い子だと平均より2年くらい遅く、忘れた頃に一気に身長が伸び出す子どももいます。
成長ホルモンの分泌量や時期には個人差があります。他の子どもと比べて神経質になる必要はありません。
しかし将来、高身長を目指すのであれば、身長が伸びる時期に成長をサポートしてくれるサプリメントなどで不足がちな栄養素を充分に摂れるようにしておくことも大切です。
成長が終わる時期
女の子の場合、多くは9~11歳(小学校高学年)に成長ホルモンの分泌が活発になり始め成長期を迎えます。身長が目に見えて伸びてきます。その後、中学生になるころには成長期が終わりはじめ、年間で1~2cm位の伸び率に落ち着き、高校生になるとほぼ身長の伸び率は止まります。
男の子は女の子に比べて成長期が始まるのが遅く、12~14歳(中学生)で成長期を迎えます。その後、15~17歳では成長期も終わりに近づき、年に1~2cmくらいの伸びにとどまります。
成長ホルモンの分泌には個人差があるため、成長期の始まりだけでなく終わりの時期も子どもによって違います。
特に男の子の場合は、高校生になっても身長が伸び続け、20歳過ぎまで伸びる人もいます。
成長ホルモンと骨の関係
身長が伸びるためには「骨端線(こつたんせん)」という骨の成長点があるときに成長ホルモンが必要になります。
この骨端線がなくなるといくら成長ホルモンの分泌量が多くても身長は伸びません。
骨端線は成長期が終わると消えてしまい二度と復活はしません。
成長期が終わるまで(骨端線が消えるまで)が身長を伸ばすチャンスです。
いつになったら大きくなる?
個人差はありますが、身長が伸びる時期は男子は12~15歳、女子は10~12歳。
この大切な時期にどのような生活を送るかで将来の身長に大きく影響を与えます。成長期に入るのが遅い子は約2年間くらい遅くなります。焦らず、身長を伸ばすために準備をしっかりと整えてその時期を待ちましょう。
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